海外旅行に行くときもお金の持って行き方には困りますが、フィリピン留学になると期間が長くなるのでさらに悩みますね。
今回は、フィリピン留学へのお金の持って行き方や現地で現金を管理する方法をご紹介します。
フィリピン留学はどれくらいお金を持っていけば良いの?
12週間の留学って現地ではどれくらいの予算が必要なの?
現地での支払費用って日本で支払うことはできないの?
フィリピン留学にお金を持って行く方法
まず、結論からお伝えすれば長期の留学生は30万円ほどであれば、大半の人が現金で持ってきています。
後述しますが、現地で支払いが必要な費用とお小遣いといった感じですね。
ただ、社会人でクレジットカードを使い慣れている人は、現地で都度キャッシングを活用している人も少なくありません。
フィリピン留学に現金を持っていく方法は3通りあります。
この中で一番最初にお支払いが必要になる「現地支払費用分」は、日本円で持っていくことをお勧めします。
理由としては2つあります。
フィリピンにはかなりレートが良い両替所がある
まず、現地に到着してから学校スタッフが案内してくれる両替所の多くはかなりレートが良い両替所になります。
クレジットカードでのキャッシングには負けますが、現金を持って行き日本円からペソに両替しても損はありません。
フィリピンのATMはお金をまとめて引き出せない
フィリピンの一般的なATMは1回で引き出せるお金が15,000ペソから20,000ペソしかありません。
そのため、それ以上のお金が必要な場合は2回、3回と引き出さないといけません。
結果として、引き出す度にATM手数料などを取られてかなり損をします。
また、フィリピンのATMは理由不明で使い物にならないことが多々あります。
2台~3台周ってもダメなことも珍しくないですので、必ず引き出せると思わない方が良いですね。
フィリピン留学には日本で支払い費用と現地支払費用がある
フィリピン留学の料金表や見積もりを見ていると、支払い方法が2段階に別れているのが分かります。
・日本で銀行に振り込む留学費用
・現地に到着してからペソで支払いをする費用
この2通りがあることが分かります。
そんな風に思う気持ちは非常に良く分かりますね。
しかし、学校を運営していた立場とエージェントを運営している立場の両方から見て、この2つの支払は分けておいた方が無駄なトラブルを避けられて良いです。
何故かと言えば、現地で支払いが必要になる費用は為替レートに大きく左右されます。
そのため、事前に支払って損をするか得をするかは分かりませんので、どちらにも公平にするためには現地支払似した方が嫌な思いをしなくて済みますね。
また、両替をするにも個人でしてもらう分にはスムーズですが、学校がまとめて両替になると大金になりますのでフィリピンではトラブルの原因になります。
フィリピン留学で日本で振込をする費用ってなに?
フィリピン留学をする時に日本で銀行への振込が必要な費用は主に以下の内容です。
・授業料
・寮費やホテル費用
・入学金
・海外送金に掛かる手数料
・食事代金(オプションの場合)
・空港ピックアップ費用(別途必要な場合)
・事前に分かっている追加授業料
・事前に前泊や延泊を希望した場合の費用
だいたい、一般的にこれらの費用は留学の予約時に振込が必要になります。
現地で支払いが必要な費用ってなに?
一部の学校では事前に振込をすることができますが、基本的には下記の項目は現地でお支払いが必要になる費用です。
※現地での支払い費用は学校により変わりますので平均の費用です。
■現地でお支払いになる費用 | |
SSP取得費(特別就学許可証) | 6,500ペソ※外国人留学生は要取得 |
学生証 | 250ペソ |
教材費 | 1,000ペソ(返金有り) |
電気代 | 1週間500ペソ ※規定の使用量を超えた場合は追加料金有り |
VISA延長費用 | 30日以内の滞在→0ペソ(日本国籍の方) |
59日まで3,640ペソ | |
89日まで8,560ペソ | |
119日まで11,610ペソ | |
149日まで14,660ペソ | |
179日まで17,710ペソ | |
ACR I-Card (外国人登録証) | 3,500ペソ※59日以上の滞在で要取得 |
ECC(出国許可証) | 1500ペソ※6ヶ月以上の滞在で要取得 |
洗濯代 | 1kg 30ペソ 4週平均 500ペソ |
ざっと以上のような費用が現地でのお支払い費用になります。
それぞれ、4週間、8週間、12週間でまとめれば下記のような費用になります。
※1ペソ=2.15円で計算
4週間で必要な費用 | 10,250ペソ(約22,037円) |
8週間で必要な費用 | 17,390ペソ(約37,388円) |
12週間で必要な費用 | 28,810ペソ(約61,941円) |
あくまで概算ですが、このような費用になります。
現地に到着次第、日本円からフィリピン・ペソに両替して支払う必要がありますので、これらの費用は日本円で持って行かないといけません。
フィリピン留学は現金ってどれくらい必要なの?
先にご紹介した現地でお支払いが必要になる費用とは別に必要なお金がいわゆるお小遣いですね。
フィリピン留学でも寮生活の学校は、宿泊、食事、掃除、洗濯などが全て含まれています。
そのため、学校に滞在して勉強だけしていればほとんどお金を使うことはありません。
しかし、さすがにそれではあまりにも悲しい留学になってしまいますよね。
4週間滞在するのであれば、週末に1回や2回位は日帰りで観光やビーチに行くのが普通ですね。
人気のあるボホール島やオスロブでのジンベイザメと泳ぎに行く場合でも、グループなどで自力で行動するのであれば1回の日帰り旅行で一人3,000ペソもあれば十分です。
また、美味しい食事を食べに行こうと外食した場合でも、フィリピン料理系なら食べて飲んでお腹一杯になっても500ペソもあれば大丈夫ですね。
ちょっと高めのイタリアンなどでも1000ペソあればかなり贅沢ができます。
授業料、3食付き、寮費が全てコミコミの若者向け留学であれば、4週間のお小遣いは30,000円あれば十分です。
しかし、大人留学などは食事がオプションになっていることが多いです。
食事がオプションで夕食は外食を選んだ場合などは、1食に付き300ペソは考えておいた方が良いので、月に50,000円は予算としてみておきましょう。