フィリピン留学で英語力が伸びた人はどれくらいの時間勉強しているの?
フィリピン留学では、特に何も考えずに学校の授業を受けているだけでも、それなりの学習時間を確保できますが、やはり本当に英語力が伸びた人は圧倒的な時間を勉強に当てています。
ここでは、私が知る中で本当に英語力が伸びた人達がどういったスケジュールで、毎日どれ位の時間勉強していたかをご紹介しましょう。
フィリピン留学で本気で英語力が伸びた人
私が知るかぎりフィリピン留学で英語力が伸びた人の多くは、最低でも1日10時間の勉強をしていました。
そして、まず揃って言えることは「1日の学習スケジュール」を決めているということ、どれだけ学習したかレコードしているということですね。
学校によってスケジュールは違いますが、授業時間が調整できる社会人向けの学校で授業スケジュールを参考にしてみましょう。
※( )内の時間は学習の合計時間です。
06:00~07:00 | 起床・音読をしながらストレッチ・朝食 |
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07:00~08:00 | 昨日の復習 (60分) |
08:10~09:00 | 午前中の授業の準備(120分) |
09:10~10:00 | マンツーマン授業(170分) |
10:10~11:00 | マンツーマン授業(220分) |
11:10~12:00 | マンツーマン授業(270分) |
12:00~13:10 | 昼食・昼寝 |
13:10~14:00 | 軽く午前の授業の復習と午後の準備(330分) |
14:10~15:00 | マンツーマン授業(380分) |
15:10~16:00 | マンツーマン授業(430分) |
16:10~17:00 | マンツーマン授業(480分) |
17:00~18:00 | 午後の授業の復習(540分) |
18:00~19:00 | 夕食・フリータイム |
19:00~20:00 | 1日の復習(600分) |
20:00~20:30 | 明日の予習(630分) |
20:30~22:30 | 単語・文法・音読(750分) |
22:30~23:00 | 英語で日記やテーマを決めてライティング(780分) |
23:00~ | フリータイム |
このスケジュールで1日780分で13時間の学習ですね。
実際にはこれだけの時間を無駄なくきっちり学習している訳ではないので、1日11時間~12時間になっているのではないかと思います。
大規模校などで、夜間に参加自由のグループクラスを開催している学校であれば、19時~23時の間に1時間から2時間のグループクラスがありますね。
個人的にはそういった授業は一人では勉強出来ない人向けに良いと思います。
私が留学した時も、大体1日12時間~13時間のスケジュールで学習していましたが、私は初心者だったので毎日ノルマにしていた単語100個がなかなか覚えられず、遅い時は深夜1時頃に単語テストをしていました。
今から考えれば、遅くまで勉強しても翌日の効率が悪いだけなので、早く寝た方が良かったですね。
フィリピン留学中の土日が非常に重要なポイント
フィリピン留学の週末と言えば、ボホールへの日帰り旅行、オスロブへのジンベイザメウォッチングなど体験しておくべきイベントがありますね。
しかし、1週間に2日ある土曜日と日曜日は、留学で英語力を伸ばすには重要なポイントになります。
ここで、完全に勉強を休んで日本語に浸かりきってしまうと2日間も空白の時間が出来てしまいます。
せっかく平日に詰めて学習しても、土日の2日間で月曜日にはすっかりと忘れてしまいますね。
せっかくセブまで来て土日も丸一日勉強した方が良いとは言いませんが、しっかりと英語力を伸ばした人達の殆どは、最低でも土曜と日曜にそれぞれ3時間~4時間程度は学習時間は確保していました。
それくらいであれば、遊んで帰ってきてからでも出来ますし、旅行中でも移動時間などを使って学習することもできますね。
中には自分で厳しいルールを決めている方もいました。
単語の学習で月曜日から金曜日に単語を必ず毎日100個づつ覚えて、毎晩それを友達に30個問題を出題してもらい、正答率が90%以下は翌日に繰り越して翌日分と合わせて再テスト。
さらに、金曜日の夜に1週間で学習した500個の中から100個の出題で正答率が90%を越えない場合は土曜日は外出禁止で1日勉強、土曜日の夜も90%を越えないなら日曜日も外出禁止というルールを決めている生徒さんもいました。
ちなみにその生徒さんは、最終的に8週間の留学でキクタン4000の1120語とDUO3.0の単語1600個と熟語1000個を560個の例文を含めてほぼ完璧に覚えて、一気に英語力を伸ばしていましたね。
あくまでも単語は1日のスケジュールのうちの一部でしたが、結果的には一度もTOEICの勉強をせずに入学時の模試400点前後から780点前後まで伸ばして、本人が一番びっくりしていたのを今でも良く覚えています。
もちろん、TOEIC以上に会話力の方が伸びていたのは言うまでもありません。
フィリピン留学の学習時間は1週間でどれくらい?
フィリピン留学中に意識して目標にすると良いのは、最終的なトータルの学習時間です。
同じ学校で同じような授業を受けたとしても、1日のトータルが7時間の人と1日のトータルが11時間の人では5日間で20時間違います。
1週間の学習時間として、有効に使える時間が約1日分も差がでることになりますね。
50分×6レッスン+自習2時間 | 1日7時間・4週間平日20日でトータル140時間 |
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50分×6レッスン+自習4時間 | 1日9時間・4週間平日20日でトータル180時間 |
50分×6レッスン+自習6時間 | 1日11時間・4週間平日20日でトータル220時間 |
単純に考えても、4週間で140時間学習した人と220時間学習した人では、英語力の伸び方に差があるのは当たり前です。
普通に考えれば140時間でもそれなりに勉強している方ですが、どうしても短期で結果を残したいのであれば最低でも4週間のトータルで200時間は越えたいですね。
実際に200時間は土日の学習時間、約30時間を足せばそれほど大変な学習時間ではありません。
もちろん、無駄に長く勉強すれば良い訳ではありませんが、1日のスケジュールをきっちりと作って毎日の目標を立てていれば、限りなく無駄なく学習する事ができるのでおすすめです。
結論として、試験で結果をだしたり、英語が話せるようになっている人達は圧倒的な学習量をこなしていることが当たり前です。
伸びない人の多くは学習方法以前の問題で、単純に学習時間が不足している場合が多いですね。
フィリピン留学で学習時間を確保した人がしていたこと
フィリピン留学中に、最後まで集中を切らさずに勉強を続けることが出来た人に共通していたことがいくつかあります。
●勉強中は一切インターネットに繋がない
●土日とフリータイム以外は人付き合いをしない
●スケジュールや1日の目標に例外を作らない
私も集中して仕事をしたい時は、携帯を家に置いてネットが一切使えないカフェに行ったりしますので、このようにしたい気持は良く分かります。
特に、人と交流するには学習時間を削る必要がありますので、学習と交流のどちらも両立させるのはなかなか難しいです。
せっかくフィリピンで出会った人と交流しないのは残念なのも確かですけどね。
ただ、どうしても短いフィリピン留学の期間中に結果を出すことを目指すのであれば、勉強に集中するために人との交流はしないという選択肢も仕方ないとは思います。
このように結果を出したい方は、留学中に「目標」だけでなく「1日のスケジュール」を決めることはかなり大きなポイントになります。
本気で勝負するのであれば現地に到着してから、学校の授業スケジュールに合わせて、4週間で最低でも200時間、普通で230時間、頑張って250時間は達成するためのスケジュールを作ることをおすすめします。
とても簡単なスケジュール表ですが、このような感じで作って部屋の壁に張り出しておくと良いですね。
⇒平日のスケジュール表(Excelファイル)