ホテルであればフィリピンの汚い環境ではなく快適な環境で勉強に集中できる
ホテル滞在は社会人やシニア層が多いので若い人に囲まれなくて良い
この歳になってドミトリーでバックパッカーのような生活はできない
フィリピン留学を考えるシニアの方であればこれらのような理由からホテル滞在を選ぶ方が95%以上です。
そこでここでは、主に社会人やシニア世代をターゲットに用意されているホテル滞在型の語学学校をシニアの方が選ぶ際について7つの注意点をご紹介してみたいと思います。
シニア留学でホテル滞在の学校7つの注意点
特にシニアの方がフィリピン留学でホテル滞在型を選ぶ場合はホテルであればどこでも良い訳ではありません。
フィリピン留学にあるホテル滞在でも、どんなホテルなのかをしっかりと確認しておかないと現地で非常に不便な思いをすることになります。
1.シニア留学のホテル滞在には2通りがある
ホテル滞在型留学には2つのタイプがあります。
どちらかと言えば一体型の学校の方が少ないですね。
外部のホテルと提携している場合に注意しないといけないことは、ホテル側が学校の生徒さんとして対応してくれるようなしっかりとした提携関係があるかどうかです。
しかし、中にはたくさんのホテルを用意しているように見せているだけの場合もありますね。
例えば、留学生から希望があった際に、ただ学校がホテルを代理で予約しているだけのパターンです。
この場合は、ホテルは期間に合わせて長期割引で対応しているだけで、ホテルと学校にはそれ以上の関係はありません。
ホテル側は学校の生徒としてではなく、ただのお客さんとして扱うために、サービスはもちろんフィリピン流です。
ただし、これも正直に言ってどちらが良いかはホテル次第なところがありますね。
なぜなら、しっかりとしたホテルの場合は、ただのお客さんとして扱ってもらった方が親身に対応してくれる場合もあります。
世界中同じだと思いますが、ホテルのサービスは基本的に24時間です。
何かトラブルがあった際も、ホテルのお客さんとして認識されているのであれば24時間対応してくれます。
しかし、学校とホテルの提携がしっかりとしすぎているがために「あなたは学校の生徒だから学校と交渉して下さい」と言われてしまい対応してくれないこともあります。
こういったことはフィリピン人特有の責任回避や融通の利かなさから生まれるのですが、どういった契約をしているかは非常に重要です。
万が一ホテルで何かあった際に「すぐサポートしてくれる体制はあるのか」「学校を通してでないと対応してくれないのか」しっかりと確認しないといけませんね。
2.外部ホテルからの通学はシニア留学に不向き
ホテルと学校が一体型でない場合は、滞在先のホテルから学校まで通学する必要があります。
私がご紹介している学校の中でも通学型の学校があるのでお伝えしにくいところですが、シニアの方に限って言えば通学型の学校はおすすめしていません。
少し距離があればマイクロバスなどで送り迎えしてくれるのですが、歩きでも送迎でも、この通学というのが想像以上にめんどくさいのです。
・ちょっと一休みしたい時に、部屋に戻って休憩できない
・雨の中、傘をさして通学しなければいけない
・シャトルバスの時間を考慮して行動しないといけない
・フィリピンの道路は安全ではないので通学で事故の確率が上がる
こういった地味なことの積み重ねを強いられるかどうかで、シニアの方の留学生活が充実するかどうかも変わります。
フィリピン留学中は運動することが少ないので、考えようによっては毎日一定の距離を強制的に歩くことになる通学も良いです。
しかし、車が走る幹線道路沿いは空気が悪いのでこれもおすすめできないんですよね。
ハッキリ言って、健康のために歩いているのか、健康を害するために歩いているのか分かりません(笑)
3.セブ留学でホテルに滞在する場合は食事に困る?
ホテル滞在型の弱点としては、食事が費用に含まれておらずホテルで提供される朝食以外のご飯は、毎回どうするか考えなくてはいけない所です。
中には昼食も料金に含まれている学校もありますが、ホテル滞在を選択すると昼食、夕食はオプションで別途料金になっている場合が多いです。
もちろん、レストランをホテル内に併設している学校の場合は1週間単位のオプションで食べるかどうか選ぶことができますので、食事が無い訳ではありません。
中には、日本食レストランからお弁当をケータリングしてくれるサービスをしている学校もありますね。
また、昼食なんて外に食べに出れば良いと考える方もいるかも知れません。
しかし、夕食は良いとしても昼食は午後の授業のことを考えるとあまり時間が無いので大変ですね。
どこの学校もお昼休憩は1時間程です。
近くのレストランに歩いて行くまでの時間、注文してから料理が出てくるまでの時間、それだけでも軽く30分は掛かってしまいますので、ほとんど昼食時間が終わってしまいます。
時間がないので慌てて食べて、慌てて戻ということをしていると次の授業に向けて軽い予習もできません。
フィリピンのレストランでは提供に20分、30分掛かることは当たり前ですし、散々待たされて言い逃れに「まだ作ってる詐欺」に遭うことも多いです。
日本の時間間隔で考えて行動すると悲惨な目に遭いますので要注意です。
4.ホテル滞在希望者がメインターゲットではない
主にシニアの方向けに、ホテル滞在が選べる英語学校は増えていますが、そこにも2パターンの学校タイプの違いがあります。
この場合は、シニア世代や社会人を受け入れるために外部のホテルと契約し、ホテル滞在型留学としてプランを提供している。
最初から留学生のターゲット層は「社会人」「シニア層」なので、学校にいる生徒は社会人以上ばかりです。
このの2パターンです。
私がホテル滞在ご希望の方にあまりおすすめしないのは、もちろん1つめのパターンの学校です。
若い人が多いけどホテル滞在で社会人やシニア層も受け入れている学校の年齢層の比率はだいたい下記のような数字になります。
・60%~70%が10代から20代
・20%~28%が30代から40代
・1%~2%が50代から60代
正直に言って、こうなるとかなり社交的な方でないと日常生活に疎外感を感じることは目に見えていますね。
積極的に若い人達と関わろうとする人やコミュニケーション能力の高い方でないと、授業中に先生と話す以外はいつも1人になってしまいますのでかなり寂しいですね。
シニアの留学生の方には、どうせフィリピン留学なんて若い人ばかりだから、最初から誰とも関わらず人で居れば良いという気持ちで留学する方も少なくありません。
しかし、そう考えて留学された方でも同世代や話の合う社会人の方と知り合いになった時は毎日楽しそうにされています。
5.セブ留学で学校のシステムが社会人やシニアに合わない
さらに、気になるのがホテル滞在型で学校の選択ミスをすると「学校のシステムが社会人やシニアに合わない」ということです。
基本的に10代~20代の留学生をメインターゲットにしている学校が外部寮としてホテル滞在を提供して社会人やシニアの方を受け入れしているだけです。
その場合、学校が提供している内容は主に若い留学生向けになっています。
要は、学校のシステム、授業内容などを一番層の厚い若い世代メインに設定しているということです。
・シニア世代には必要無い学生向けのカリキュラム
・大人には関係ない門限がある
・飲酒禁止など自立した大人には不要な規則がある
・先生の変更や授業の変更に融通が利かない
元々、今のフィリピン留学の学校にある校則というのは、フィリピン留学を開拓した韓国資本の学校を踏襲したルールが多いです。
これらは放置すると度を外して遊んでしまう若い韓国人の留学生を拘束するために作られたルールですね。
しかし、一昔前と違いフィリピン留学にはいろんな層の留学生が訪れています。
多様性が必要な今のフィリピン留学では、社会人やシニアの方には必要無いルールもたくさんありますね。
しかし、学校としては人によってルールを変えるなどという面倒なことはしたくありませんし、羽目を外して迷惑をかける人やトラブルを起こした人に対処するためにはあった方が楽です。
このように、若い世代と横並びで全員同じにさせられることで、社会人やシニアの方にとっては不要なシステムの中で留学を強いられることになりますね。
6.セブ留学は社会人と学生では価値観が違う
格安留学でとにかく安くしたい留学生と、高くてもストレスのない快適な留学をしたい留学生とは大きく価値観が異なります。
私は1ヶ月10万円から留学できる格安学校と1ヶ月30万円から留学できるホテル滞在型学校の両方でマネージャーをしていました。
当たり前のことながらびっくりするほど留学生の価値観は違いますし、留学生のタイプも全然違います。
これは留学生の価値観だけでなく、運営している学校側の価値観も違うと言えます。
フィリピン留学の格安学校には当たり前のように「安いんだから文句言うな」という体質があります。
正直なところ私も格安学校の場合は同じくそう思いましたし、フィリピンで格安校を運営しながら日本のようなお客様第一の運営をしていては学校が成り立ちません。
290円で食べられる牛丼屋でサービスが悪いからとクレームを付ける
コンビニに入ったら挨拶がないから態度が悪いとイライラする
こういったことと同じで、自分で安いモノを選んだのに過度な要求をしてはいけないということです。
1泊30,000円のホテルと1泊1,000円のホテルのサービスが違うなんて当たり前ですからね。
ここでの問題は、学校の滞在先オプションでホテル滞在を選んだ人が居たとしても、格安学校としてサービスを提供している場合は、あくまで格安学校の価値観やサービスの質でしかないということです。
この場合は、いくら外部にホテルを借りていたとしても、学校のサービスは格安向けなので、本質的には高い料金を支払っている価値はありません。
そういったことを避けたいのであれば、最初から高い料金を支払う人をメインターゲットにサービスを提供している学校を選んだ方が良いですね。
正直に言って料金の差で、可能になる対応はかなり違います。
元から高い料金を支払う人をメインターゲットにサービスを提供している学校では生徒数も少ないので「こういったことはできますか?」と聞いた時に可能な限り融通を利かせてくれます。
それは、授業内容でも、部屋の希望でもいろんなところで融通が利きます。
しかし、中規模校や大規模校、格安系の学校の場合そのような融通は利きません。
「ルールなので無理です。」となります。
もちろん、料金が違うんですからできることやできないことに差があって当たり前のことですので、その対応が悪いとは私も思いません。
基本的に、格安学校を選ぶ人が間違ってホテル滞在を選ぶことはありません。
しかし、本来はホテル滞在向けの人が、知らずに格安タイプの学校を選んでひどい目に遭うということは多々ありますので注意が必要です。
7.セブ留学には冒険をしたい人と安全を求める人がいる
週末旅行などでも、若い人達はローカルの乗り物を使ったり安い宿に泊ったりで、安く冒険するような旅を求めます。
反対に、シニアの方は安全第一ですし、料金が高くても良いからトラブルに巻き込まれたくないという方が多いのでなかなか一緒に行動はできません。
お互いに我慢して無理に一緒に動くと気疲れが多いだけで、帰った時にはぐったりと疲れ切ってしまいますね。
こういったことからも、やはり同世代か空気を読んで人と行動できる確率が高い社会人が多いホテル滞在系を選んだ方が気が楽です。
セブ留学でシニアの方に学校をお勧めするポイント
まとめ
フィリピン留学をする場合、シニア世代には迷いなくホテル滞在型をお勧めします。
ホテルであれば、24時間対応、ルームクリーニング、タオル交換、ベッドシーツの交換、光熱費込、トイレットペーパーやティッシュの補充など全て毎日行ってくれますので、何も気を使う必要がありません。
さらに、ホテル一体型であればホテルのスタッフは、生徒でありお客さんとして扱ってくれますので、困ったときにも助けてくれるので安心です。
実はシニア世代の方でもホームシックのように夜寂しくなってしまう方が多いのですが、ちょっと寂しくなった時に、ちょっとレストランやラウンジで過ごせば良い気分転換にもなりますね。
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