フィリピン留学で発音の授業を受ける際にとても重要なことがあります。
しかし「やった方が良いですよ」と理由を伝えておすすめしても、残念ながらほとんどやっている人はいません。
自分の声を客観的に聞くというのは、発音矯正にはとても重要ですので、なぜそれが効果的なのかを説明してみましょう。
フィリピン留学で発音の授業は重要
まず、フィリピン留学でフィリピン人から発音なんて教えてもらったら訛りが移るというような考えがある人は、こちらの記事からどうぞ。
例えば、発音の授業を受けてみればすぐに分かりますが、英語の発音をすると先生が「良い」「悪い」を指摘してくれます。
発音矯正にこだわりがある学校やトレーニングを受けた経験のある先生であれば「口の動かし方」「舌の位置」「喉の使い方」「息づかい」なども教えてくれます。
しかし、そうやって丁寧に教えてもらったとしても「良い」「まぁまぁ」「悪い」などの違いが自分では良く分かりません。
特に子音の違いなどは、自分で発声しているだけではまず違いが分かりませんね。
そこで、自分の声と先生の声を録音します。
自分の声を自分の耳でリアルタイムに聞いているだけでは分からない違いが録音すると分かります。
自分の声を録音して先生が言っている「良い」「悪い」を聴き比べてみれば何がどう違うのかしっかりと確認できれば理解も早くなりますね。
スポーツなどでも当たり前に行われますが、ゴルフのスウィング、野球のスウィング、投球のフォームなど徹底的にビデオ検証して正確な動作を身に着けて行きます。
それと同じで、自分の話している英語を客観的に聞くことで修正点が見つけやすいということですね。
よく自分の声を聞くのが嫌だと言う人もいますが、人に聞かせる訳では無いです。
自分が嫌でも周りの人は同じ声を聞いているのでそれとこれとは話が別ですよね。
フィリピン留学ではスピーキング系の授業も録音する
授業を録音した方が良いのは発音矯正だけではなく、スピーキング系の授業も全て録音すると良いですね。
カランメソッドなどメソッド系の授業は録音しなくても良いですが、ディスカッションやテーマを決めて話すような授業も録音するべきです。
録音をしているかどうかだけでフィリピン留学ではそこそこな効率の違いが出ますね。
これも録音した方が良い理由は2つあります。
授業を録音すれば復習に役立つ
ディスカッションや適当にテーマを決めたフリートーク系の授業では、きっちりとした学習メソッドが無い授業が本当に多いです。
すると、授業の中で自分が何を話していたか、自分はどこが間違っていたのかを振り返ることもありません。
その結果、その場は楽しいだけの時間の無駄になってしまいます。
しかし、授業中に自分が何を話していたか録音しておけば自分で何を話しているのか後からチェックできますね。
そして、聞き直した上で、自分が本当に言いたかったことを作り直す練習もできます。
そうやって作り直した内容で、2回か3回同じテーマで授業をすれば、間違いなく英語力がアップしますね。
授業を録音すればどれだけ時間を無駄にしているのか分かる
授業を録音することで、授業時間をいかに無駄にしているのかが分かります。
特にディスカッションやフリートークの授業を録音して後から聞いてみて下さい。
1コマ50分の授業中に本当に自分が話している時間がどれ位あるのか確認してみると大半の人ががっかりすることでしょう。
フリートーク系では、ホトンドの場合で8割から9割が先生で自分が残りというケースが大半です。
しかも、話している内容を聞いているとしっかりとフルセンテンスで話さず、単語と勢いで話していることがすぐに分かります。
もちろん、臆して話さないよりも単語と勢いで話すことは大事です。
しかし、わざわざお金を払って外国へ留学してまで学校の先生とすることではありませんね。
そんな練習は格安のオンライン英会話ですれば十分です。
まとめ
自分の声を録音して客観的に聞くことは、発音のレベルアップに必要不可欠です。
「自分の声を録音して聞いてみたら普段自分が聞いているのとは違う変な声だった」などという経験は多くの人がしていると思います。
自分がどんな音を出しているのか分からずにどれだけ発音練習をしても効果は低いですので、授業でも自習でも録音して聴き比べる習慣を付けることを強くおすすめします。
ちなみに、録音機器はスマホで十分ですのでわざわざレコーダーを購入する必要はありませんよ。