まず、結論からお伝えすれば、留学して後悔するかどうかの割合は学校が良い悪いよりも、留学前の自分自身に掛かっている場合が多いです。
よく留学生の体験談などを見ていると「こうしておけばよかった」「ああしておけばよかった」という後悔が書かれていますね。
そして、皆さんが言っていることはホトンド同じです。
ここでは、せっかくの留学を少しでも後悔しないように、留学やワーホリの3大後悔についてまとめてみました。
英語の留学で3大後悔・80%以上の留学生が当てはまる
英語の留学でよくある3大後悔はこちらです。
●どうしてもっと勉強してこなかったんだろう
●自分が何をしたいのか考えてくるべきだった
●もっと日本について話せるようにしてくるべきだった
これらは私が8年間フィリピン留学業界でたくさんの留学生と関わってきた経験と体感値です。
それなりに信憑性はありますが、しっかりとデータを取った訳ではありません。
ただ、もしワーホリ関係者がワーホリに限って話せば、このパーセンテージはもっと上がるのではないでしょうか?と思いますね。
それでは留学やワーホリで後悔しないように1つ1つ見てみましょう。
どうして日本でもっと勉強してこなかったんだろう
この後悔は80%どころか90%以上の人がそう思っているのではないでしょうか?
いつもお話しているのですが、初心者に優しいフィリピン留学でも中学文法がほぼ理解できていない初心者の人は留学前に最低限の事前学習で準備が必要です。
これが、フィリピン留学ではなくネイティブ圏でのワーホリや留学だとすると最低でもTOEIC650点程度の基礎が無ければ大半の人は単なる長期旅行で終わります。
留学やワーホリのために事前学習で準備をして行かないということは、ただの観光旅行、または勉強という名目でお金と時間を捨てに行くのと同じです。
それでも、フィリピン留学の場合は完全初心者でも「日本人向けの優しい授業」「日本人のサポート」などでどうにかなります。
しかし、欧米留学なんてしてしまうとどうにもなりませんね。
授業は全てネイティブ英語でのグループクラスです。
話せない日本人の初心者やアジア人だけが集まったクラス。
英語を話せないので授業中に英語を話すこともほとんどありません。
さらに、英語なので何を言っているか理解できないのに分かったフリをして一日が終わります。
最初のレベルが低ければ低いほど英語が話せない人の集まりになるのは確実です。
英語がなくてもコミュニケーション能力が高い人であれば友達もできますが、それも無ければ外国人の友達なんて出来ませんね。
そして、当たり前ですがそうやってサバイバルして友達を作っても英語には何の関係もありません。
欧米留学をするのであれば最低でもIELTS6.0。
長文は作れなくても短文であればしっかりと意思疎通ができるレベルが最低基準と思って良いでしょう。
実際に欧米留学した人の中にも、1年の予定を途中で止めてフィリピンに学び直しに来る人にはたくさん会っています。
何故なら、フィリピン留学をしてから2カ国留学をしたすでに一定レベル以上の人達が「フィリピンである程度話せるようになってから来た」と世界各地でフィリピン留学の有用性を宣伝していますからね。
もちろん、フィリピン留学も事前学習をしないと無駄な時間を過ごすことになるのは同じですよ。
留学やワーホリで自分が何をしたいのか考えてくるべきだった
留学やワーホリでの英語学習は行けばどうにかなると考えてしまう人が多いですね。
しかし、行けばどうにかなると思って考えることを放棄した時点で英語を身に着けるという点で成功する確率は大幅ダウンは間違いありません。
しっかりと自分が何をしたいのか考えてた上で目標やゴールを決める。
そして、留学中にそれを1つずつクリアしながら過ごすことが出来た人は間違いなく結果を残しています。
ただ、残念ながら結果が出た人は全体の20%にも満たない数字になってしまうのがげ現実ですね。
留学前に
・なぜ留学するのか
・留学でどうなりたいのか
・留学後はどうしたいのか
これらを可能な限り決めておくことで留学中に目指すべきこと、やるべきことが明確になり学習もスムーズに進みます。
留学前にもっと日本について勉強しておけば良かった
これはフィリピン留学では少ないかも知れませんが、多国籍な友達ができる環境に留学するほど日本について勉強しておくべきだったと後悔します。
何故なら、日本人の多くは政治、宗教、日本の時事問題などにほとんど興味がありません。
しかし、外国人は自分の国のことをしっかりと把握していますし、多くの人が自分なりの意見を持っています。
ある程度他国の生徒と仲良くなって、話し込むようなことになったときにはお互い
「あなたの国へ行くなら絶対行った方が良い場所とかお店ってある?あなたの街はどんなところ?」
というような話になります。
そこで「考えたことないし興味ないから全然知らない」では会話になりません。
もちろん、政治や宗教の話はある意味海外ではタブーですので、普段からする話ではありません。
しかし、外国人が興味のある日本のカルチャー程度は知識として話せるようにして行くべきだったと後悔する人が多いですね。
また、海外で他国の生徒と仲良くなるのであれば、相手の国の興味がある点も話のネタとして仕込んでおけば好感度アップ間違いなしです。
まとめ
毎度ブログのあちこちで同じことを書いて申し訳ないですが留学は「段取り八分仕事二分」です。
しっかりと準備さえすれば、あとは現地でやるべきことをやるだけで良いので、より集中して英語学習に取り組むことができます。
ようするに“準備”というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく、ということですね。「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない」
by イチロー
冒頭と同じことを言いますが、留学の目的が人生に新しいスパイスを加えたいということであれば、どんなレベルでも思い切って留学やワーホリをするのも悪くありません。
ただ、本気で英語や現地での経験を考えるのであればしっかりと準備して、後悔のない留学やワーホリができるようにするのがオススメですね。