フィリピン留学でフリートークをしてかなり話しているつもりなのですが、英語力が全然伸びた気がしません。学習方法が間違っているんでしょうか?
フィリピン留学で、一生懸命授業で話しているのに英語力がホトンド伸びない人達がたくさんいます。
授業では本当ずっと話しているのに伸びないんです。
それは、どういう人かと言えば「フリートークばっかりしている人」これはまず間違いなくホトンド伸びません。
ここでは、フィリピン留学をしてフリートークをする無駄さについてまとめています。
フィリピン留学で無駄な授業
大事なことなのでもう一度言いますが、フィリピン留学で無駄な授業の代表は「フリートーク」です。
授業としてはフリートークでなくても、授業中に先生とついつい雑談に花を咲かせて「良い練習になっている」と勘違いしているのもフリートークと同じです。
英語を話すことに慣れるのも大事な要素ですが、わざわざ留学で高いお金を払ってすることではありません。
フリートークなんて200円も出せばオンライン英会話で好きなだけできますからね。
先生と雑談して英語を話した気になっている皆さん。
いますぐフリートークは止めてもっと効果的な学習をするようにすることを強くおすすめします。
フリートークは基礎力が無いと意味がない
フリートークをして英語力が伸びる人は、基礎英語力だけでなく、応用力もあり、さらに学校の授業以外の実践でも場数を踏んでいる人だけです。
そうです、フリートークが良いのはすでに英語が話せる人だけ。
そういう人ならフリートークでもいろんなことを吸収して、英語力を伸ばすことができます。
しかし、基礎が足りず、応用力もない人が背伸びしてフリートークをしたところで無意味です。
とにかく間違ってようが、気にせずに英語を話す勇気と根性はしっかりと身に付きますけどね。
ただ、そんな中途半端なレベルでどこでも英語を話す根性がついてしまった人は「英語なんて通じれば良いんだ!」と勘違いしてしまって、成長を止めてしまう人が多いのも現実です。
また、それで話せる気になって、ひたすらフリートークを続けても基礎が無ければ伸びることはありません。
フリートークでも継続すれば伸びる?
何度でも言いますが、どれだけフリートークを継続しても英語力は伸びません。
例えば、将棋の駒の動かし方だけを知っている人が、何の勉強もせずに将棋が強い人と勝負して勝てる訳がありません。
そのままずっと勝負を続けても勝てる可能性はまずありません。
勝ちたければ、駒の動かし方(文法)だけでなく、勝つために練習(話せるようになるトレーニング)をして、勝ち方(話す方法)を身に着けないといけないのと同じです。
では、なぜ無駄なのにフィリピン留学まで来て、フリート-クばかりしているんでしょう?
フィリピン留学では先生がフリートークに誘導する事が多い
私が初めて留学した2008年頃から、変わらずにずっと言われていることですが、未だに多くの学校で授業のフリをした「フリートーク」が行われています。
実際に、日系、韓国系問わず、ほぼ1日フリートークばかりしていたという生徒さんには数え切れないほどに会っています。
これは学校が管理していても見つけるのは難しい時がありますが、特に中規模以上の学校の場合は見えない所で先生がフリートークに誘導しているので、生徒さんからのクレームが無ければ気付かれない場合が多々あります。
それでも、生徒さんからのクレームがあればどうにかできるので良いです。
しかし、普通の授業よりもフリートークの授業の方が生徒さんが楽しんでいる事がよくあるので、生徒さんがそれをダメなことだと知らずそのまま過ごしてしまうこともありがちですね。
生徒さんが自発的にしているのであれば仕方ないです。
ただ、フィリピン留学では意図的に先生がする場合があるので、教材があるのに先に進まずにフリートークばかりしていると思ったら注意が必要です。
英語がペラペラになりたいからフリートークで鍛える?
伸び悩んでいる人がもっと話せるようになるためにフリートークやディスカッションが多くできるフィリピン留学を選ぶ生徒さんも少なくありません。
しかし、そうやって留学した人の多くは英語力が伸びることはありません。
どうしてかと言えば、伸びやなんでいる人の多くは中学3年間の文法の基礎の段階を英会話で使いこなせていないことが原因だったりするのに応用ばかりしようとするからです。
酷いブロークン・イングリッシュになっている人は特に基礎が不足してるからやった方が良いですね。
しかし、自分は話せるし、そんなことは1人で出来るから基礎は必要ないと、学校の提案に納得できない人もいます。
そして、学校の提案を無視してもっと難しいことをやれば伸びると、ビジネスコースを受けたり、自分のやりたいようにやってしまいます。
学校としても、理由を説明しても強く望まれる以上はどうしようもありません。
仕方ないので放置することになってしまって、とても残念な気持ちになってしまうんですけどね。
フリートークで英語が伸びない理由
では、なぜフリートークは伸びないのでしょう?
フリートークで伸びない理由は大きく3つあります。
フリートークで話しても記憶に定着しない
スポーツでも何でもそうですが、学んだことは何度も反復して、体や記憶に定着するまで練習して初めて無理に考えなくても反射的に動けたり、自然に口から出たりするものです。
それを、ただ毎日適当に話して終わりにしてしまうと、何も身に付くこともなく、覚えることもなく、ただその時間が楽しかったで終わりですので、完全に無駄な時間を過ごしていたとしか言えません。
ちなみに、追記しておきますと反復練習したから身に付くのではありません。
「身に付くまで反復練習して身に付く」のです。
これがよくある勘違いで「やってるのに伸びません。どうすれば良いですか?」という相談がありますが「ただ、やり足りない」だけです。
5回やってダメなら10回、10回でダメなら20回、それでもダメなら50回頑張りましょう!
知っている単語や言い回しばかり使うので学習にならない
基礎をしっかりせずに応用ばかりする人は、使える英語の幅が非常に狭くなります。
例えば、1つの文章がありその文章がどういう文法で作られているか理解していれば、その1つの文章を100にも200にも作り変えることができます。
しかし、理解せずに丸覚えで使っていると1は1でしかないため、応用が効きません。
ルールを覚え(インプット)、基礎を身に付け(練習)、基礎になる土台の質を上げ続け(反復)、応用を身に付けて本番(フリートーク)に望む。
プロのスポーツ選手がプロになっても基礎練習を大事にするのと同じですね。
語学も徹底した基礎学習のインプットと練習で作られた土台がしっかりしているほど、アウトプットの質を高めることができるということです。
フリートークでは間違いを訂正してくることはほとんど無い
当たり前と言えば当たり前ですが、フリートークですので生徒さんの英語が間違えているからって、先生が毎回訂正してくれるようなことはありません。
特に生徒さんのレベルが足りないのにフリトークをしている場合は、毎回そんなことをしていると会話にすらなりませんので、簡単なところでたまに直す程度です。
どのみちフリートーク中に直されたことなんて頭にはまず残りませんけどね。
基本は先生が長々と話して、たまに質問し、生徒が単語と1文、2文で答えたのを先生がうまく拾って話を広げて・・・の繰り返しですね。
先生からすればフリートークで喜んでくれる生徒の授業は休憩時間のようなものですよ。
フリートークは無駄・まとめ
このような理由から基礎力が足りない人がフリートークだけやっていても伸びないということが言えます。
もっと上達したいからフリートークではなく、もっと上達したいのであれば土台を強固にすることが重要です。
まずは、簡単なことをもっと当たり前にできるようにすることからやり直す勇気を持つことも大事ですよ。
また、これからフィリピン留学をする人は「フリートーク」のような雑談の授業が続くようなら「すぐにスタッフに相談して先生に学習方針を変えてもらう」または「先生を変えてもらう」という行動を起こすことをおすすめしますね。