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フィリピン人の先生にはゲイが多い【LGBTはありふれた日常】

フィリピン人の先生にはゲイが多い【LGBTはありふれた日常】

 

フィリピン留学をすれば誰でも分かることですが、フィリピン留学で学校の先生をしている男性にはゲイの先生がとても多いです。

今は、ゲイやレズではなく総称としてLGBTと呼ぶ方が良いのだと思います。

しかし、実際にフィリピンでは有識者以外にはほぼ使われていませんし、ゲイやレズにしても抵抗感や拒否感を感じるようなことはありませんね。

ただ、フィリピンへ来る留学生の中にも拒否する人や差別する人は少なくありませんので、フィリピン留学でゲイの先生が多いことについて書いてみましょう。

 

フィリピン人の先生にはゲイが多い

 

フィリピン留学に約8年関わってきた経験からすると、フィリピンの語学学校で先生をしている男性にはかなりゲイの人が多いです。

むしろ、私が採用してきた男性の先生で言えば6割から7割はゲイでした。

フィリピン留学をすれば分かりますが、どこの学校も先生は女性の比率が高く、平均して8割~9割は女性なので、それほど男性の先生は多くありませんね。

もちろん、無作為に男性を100人集めればゲイではない人の方が圧倒的に多いですが、語学学校の先生に限定すれば、これまでかなりの数の面接をしてきた経験からもゲイやバイセクシュアルの人が多いのは事実です。

 

日本人はLGBTに理解が低い

 

日本人はまだまだ世界的に見てもLGBTに理解が低いのは間違い有りません。

正確にはゲイを認めない訳ではないけど自分に来ないのであれば友達になれる程度に考える人が多いですね。

学校のスタッフをしていても「距離感が近くて仲良くなるのが怖いんですけど大丈夫ですか?」「仕草が気になって集中できないから変えて欲しい」と言われたことは何度かあります。

また、授業は普通に受けて、ゲイの先生と仲良く楽しく過ごしている生徒さんでも、学校やオープンな場所は良いけど二人になるのは無理と普通に話していたりもします。

日本は、フィリピンに比べればまったくLGBTがオープンではないので仕方無いですけどね。

実際に、ゲイの先生達の中にも仕事に差し支えることがあるから隠しているという人も少なくありません。

面接ではゲイということを隠して男性として振る舞い、数ヶ月したら様子を見ながら徐々にオープンにする先生も結構います。

どうして隠したのか聞いてみると「これまでの学校はゲイだと採用されなかったから」と話していたので仕方がないですけどね。

 

フィリピンも社会的にはLGBTに優しくない

フィリピンはLGBTにオープンな国なのでゲイの人もまったく問題ないのかと言えば実際にはそうではありません。

フィリピンは国民の90%以上がクリスチャンですので、同性愛は認められていませんし、同性で性的な関係を持つことも禁忌されています。

当然、同性婚も認められていません。

カミングアウトして認知してくれるかどうかは家族や親族がどう扱うかで変わりますが、公的な機関や理解の無い会社ではゲイなので扱いが悪いということも少なくありません。

一応フィリピンの法律上では差別はしてはいけないとされていますが、実際には宗教上でゲイを嫌う層もいますので決してLGBTに優しい社会とは言えないようですね。

あるゲイの先生が言うには学校や看護師など女性が多い職場の方が隠さなくていいし、馴染みやすいから学校の先生にはゲイが多いのかもね?ということでした。

 

まっきー
まっきー
息子を持つ先生達と「自分の息子がゲイになったらどうする?」というテーマで話たところ「心が女の子になるのはWelcomeだけどゲイ同士での性交渉は許さない」と言っていたのが印象的でした。

 

ゲイをオープンにしていてもネタにしてはダメ

 

たまに生徒さんとゲイの先生でトラブルになることがありますが、先生がゲイで堂々としているからとゲイをネタに笑い話にしてはダメです。

もちろん、これまで置きたトラブルでも生徒さんには何の悪気も無く、先生があまりに明るく話すので大丈夫だと思って勢いで話のネタにしてしまったことばかりでした。

例えばゲイの人が自分自身でLGBTをネタにして笑いを取るのは良いですが、それを数週間の生徒になったくらいの関係ない他人がやってはいけません。

例えば、フィリピン人の女性の先生がゲイの先生を「バヨット(ゲイ)」と言ってからかっていたりしますが、それは関係性ができていたり、どこまで言っても大丈夫か理解しているからであって誰でも言って言い訳ではありません。

それに気づかずにただの挨拶気分で「ハイ!バヨット!」と皆の前で先生に声を掛けて、周囲の空気を凍らせてしまっていた生徒さんに注意したこともあります。

 

まっきー
まっきー
フィリピンはLGBTに寛容な環境ではありますが、当人にはカミングアウトすることも、普通に生きていくことも簡単なことではありませんので、気遣いも忘れないようにしたいですね。

 

フィリピンのLGBTまとめ

 

あくまで私の経験からの話ですので、勘違いや不足している部分も多々あるかも知れません。

しかし、ゲイの先生達はとても明るく、頼りになる人が多いのでゲイだから怖いと避けることなく向き合ってみて欲しいですね。

完全に男性の見た目と心のまま男性が好きな人、見た目は男性でも心が女性な人、見た目も心も女性になりたい人などいろんな先生がいますが、仲良くなると本当に良い人ばかりですよ。

簡単な話ではないかも知れませんが、日本でLGBTに悩んでいる人、家族にLGBTの人がいて受け入れられない人などもフィリピンやLGBTにオープンな国へ行ってみるのも良いでしょう。