フィリピン留学が始まるまでの流れ・エージェントを利用した場合

フィリピン留学の流れ

 

フィリピン留学は欧米などの留学と違い手続きやお申込みはとても簡単です。

大雑把に言えば、問合せ、申込み、支払い、この3つの手続きしかありません。

欧米に留学する時の様にVISAの心配はする必要がありませんので、今日思いついたら1週間後には行ける気軽さです。

私の経験上では、問合せから最短2日後に来た方もいらっしゃいますね。

さすがにこの経験は5年間で1度しかありません。

ただ、【問合せ・申込み・支払い】だけでは説明が大雑把過ぎますので、エージェントに問合せをすることを前提にもう少し詳細に流れを説明してみましょう。

留学エージェントを利用したフィリピン留学までの流れ

留学をする際に必ず忘れてはいけないことがあります。

パスポートが無いと日本から出られません。

当り前の話しですが「すぐに取れるから大丈夫とギリギリまで放置して忘れてて間に合わなかった」という話もあります。

その方は数日分を捨てて後からお越しになりましたけどね。

まず最初にするべきこと

留学先をフィリピンに決めたあと最初にするべきことは「留学の目的」を決めることです。

●なぜ英語が話せるようになりたいか

●フィリピン留学でどこまでの英語を求めるか

最低この2つは学校を決める前に明確にしておいた方が良いです。

自分自身で全て明確にできる方はそれで良いですし、何も分からないからどうすれば分からないという方は最初から留学エージェントに頼ってしまって大丈夫です。

そういった方のために留学エージェントが存在していますので、気にする必要はありません。

またもう一つ大事なことは勉強以外で「求めるモノと嫌なこと」を洗い出すことです。

例えば「一人部屋」「海が見える静かな場所」「街中で便利な場所」「社会人が多い」「ご飯が美味しい」など、どんなことでも構わないのでまとめておけば学校選びがさらにスムーズに進みます。

フィリピン留学は勉強よりもまず環境で決める方も多く、それを「フィリピンは留学生の意識レベルが低いからダメ」と批判して、もっと効率の悪い学習をする他国を紹介する留学関係者もいますが、そんなことは気にせず気軽に相談して頂きたいですね。

留学エージェントに問合せ

できれば遅くても3ヶ月前にはした方が良いです。

日本の長期休暇などが希望の留学期間に重なるようであれば、4ヶ月~5ヶ月前には決めておかないと希望の部屋などに入れない可能性が高まります。

次に、なんとなくでも良いので目的などが決まったら、メールを作って最低3社のエージェントに問合せしてみましょう。

例:3ヶ月の留学を考えています。社会人が多めの学校で、スピーキングを中心に英語の勉強ができる学校でおすすめはありますか?英語はほとんど話せない初心者です。部屋は一人部屋希望です。
例:予算50万円で可能な限り長く滞在できるおすすめの学校はありますか?

このような感じで問合せをすればそれぞれのおすすめを教えてくれます。

エージェントにはそれぞれ優先契約や独占契約などをしていることもあるので、エージェントそれぞれでおすすめの学校がバラバラになることが多いですし、自社で学校を運営しているエージェントであれば自社の学校を勧めることも当り前です。

ですので、最低3社問合せをすれば変な意識誘導を受けずに学校を比較できるのでおすすめです。

もちろん、上記の問合せ内容だけでは本当に適しているのか分かりませんので、すぐに回答せずに確認事項を返してくるエージェントもありますし、電話や面談で詳しく話しましょうというエージェントもあります。

おすすめされた学校を軽く調べてみる

おすすめの中から3校から5校ほど気になった学校を調べるだけですので、フィリピン全土で100校も200校もある中から探すことに比べれば、それほど調べるのは時間も掛からないと思います。

自分で調べたら何のために留学エージェントを利用しているのかわからない。

という話になってしまいますが、留学エージェントの話をなんでも鵜呑みにしてしまうのはおすすめしません。

もちろん、嘘や適当なことは言わないから大丈夫と言いたいところですが、残念ながら本当にしっかりとしているカウンセラーがいる留学エージェントは少ないのが現実です。

留学は1ヶ月前までに申込みをする

一般的な流れとしては、お申込み後1週間以内に学校の入学金とお申込金をお振込み頂きます。

その後、30日前までには留学費用の残金を当方の指定口座にお振込下さい。

また、入学日まで1ヶ月を切ってからの申込みの場合は全額お振込みとなります。

お振込手数料はお客様ご負担となりますのでご了承下さい。

早めに申し込みを確定した場合のメリット・デメリット

◆メリット
●窓付きの部屋、景色が見える部屋などの希望が通りやすい
●早めに決めてしまうことで覚悟が決まり、勉強から用意まで余裕を持って出来る
◆デメリット
●万が一キャンセルした際に入学金や申込み金は返金されない
※15,000円から30,000円の場合が多い

ギリギリに申し込んだ場合のメリット・デメリット

◆メリット
●お金の支払が発生していないので、万が一都合が悪くなったり、気が変わっても問題ない
◆デメリット
●部屋の希望が通りづらくなったり、定員に達して受入れてもらえない場合がある
●留学に対する覚悟が決まっていないので、しっかりとした準備ができない

シニアの方の中には持病があり、早めに決めてもキャンセルしないといけない可能性があるという方も一定数いらっしゃいますので、無理に早く決める必要はありません。

ただ、ギリギリまで申込みたくない理由が金銭的のみとすれば、早めに申し込みされた方がしっかりと留学の準備や心構えができるので早めの申込みがおすすめです。

学校の申込みとキャンセル規定や規約の熟読

学校を決めたら次は学校の予約です。

申込み前に学校の規則などの資料がメールで送付されますので、しっかりと内容を確認し問題なければ申込みを確定しましょう。

基本的に予約金や費用全額のお支払いが確認された段階で学校の申込みが成立しますので、とりあえず部屋をキープしてから考えるというこはできません。

フィリピン行きの航空券の取得

申込みが済んで日程が確定したら次は航空券を取得しましょう。

ご自宅の近くにある旅行代理店に頼まれても大丈夫ですし、少しで安い航空券を探したい場合はその方法はお伝えできますが、残念ながら旅行業としては営業していませんので、代理購入はできません。

以前、2週間前のお申込みのため航空券が往復90,000円も掛かるということで、予算オーバーで留学を諦めようとしていた方にご相談頂いた時は、往復54,000円のチケットを探すことができたこともありますのでご遠慮無くご相談下さい。

重要
フィリピンは片道航空券だけでは日本から出国できません。

必ず、日本へ帰国する航空券、またはフィリピン以外の国へ行く航空券をご購入下さい。

航空券を取得されましたら、ピックアップ情報を学校と共有しますのでお知らせ下さい。

留学を少しでも安く済まそうとする場合は、航空券の安い日程に合わせて留学するのもポイントです。

ピックアップの資料や学校案内を熟読する

申込みが完了した段階で、エージェントからピックアップ方法の案内や学校生活の案内などが送付されます。

これも留学に際して非常に重要なことが多く書かれていますので熟読しましょう。

私の経験上で言えば、全く何も確認せずに来てしまう方は案外多いです。

そういった方ほど何かトラブルを起こしたりすることがありますので、その内の1人にならないように十分に注意して下さい。

ここでも、わからないことがあれば遠慮なくご相談下さい。

留学前の事前学習をする

手続きが全て済んで、後は行くだけの状態になれば次は留学前の事前学習です。

社会人の方の場合は「するつもりだったけど忙しくてできなかった」という方も多いですが、英語の初心者が留学するのであればなんとか1日1時間だけでも捻出して勉強することを強くお勧めします。

理想としては、留学前に中学文法の学習に100時間は当てたいところですので、3ヶ月前であれば1日1時間、たまに2時間位できればフィリピン留学を優位な状態でスタートすることができます。

まだ仕事をしていたとしても、1ヶ月前であれば最低30時間、できれば50時間は頑張った方が良いですね。

むしろ、留学のギリギリまで仕事をしていて、辞めたタイミングで留学するのであれば、仕事を辞めてから1ヶ月ほどしっかりと時間を取って事前学習してから留学する方が断然おすすめです。

こういった英語初心者の事前学習についてもサポートできますのでお気軽にどうぞ。

留学の持ち物準備と出発

申込時に受け取るガイドブックなどを参考にして持ち物を準備しましょう。

絶対に必要なモノだけ忘れなければ、日用品などはフィリピンでもほとんどの代用品が手に入ります。

●パスポート
●現金
●クレジットカードなど
●航空券またはe-チケット
●帰国便のチケットまたはフィリピン以外の国へ行くチケット
●空港ピックアップの情報
●エージェントや学校の連絡先

以上の物があれば、最悪ほかは全て忘れてもなんとかなるので肌身離さず持っておきましょう。

「スーツケースを忘れる人なんていないでしょう」と思うかも知れませんが、実際に移動していて電車に忘れた人もいますので注意して下さい。

また、海外が初めてという方も少くありませんが、空港へは必ず3時間前までには着く気持ちで行くようにして下さい。

飛行機に乗り遅れたという方も毎年数人はいますし、電車気分でギリギリに行って搭乗させてもらえなかった方もいます。

自分自身が話のネタにならないように、念には念を入れて、余裕を持って出発しましょう。

留学は準備8割、現地2割です。