フィリピンに留学するのであれば、フィリピンのことを少しは事前に勉強しておくのも大事なことです。
これから毎日フィリピン人の先生達とマンツーマンで授業をする上で、英語での話題作りは本当に大切です。
ここでは、フィリピン人には当たり前なのに日本人は知らないフィリピンの有名人や有名な話についてまとめてみました。
フィリピン留学前にフィリピンのことを知る
日本とフィリピンは想像するよりも深く関わっています。
特に歴史上では日本はフィリピンに対していろいろなことを行っています。
ただ、日本人はそのことについてホトンド知りませんね。
ただ、だからと言って歴史から学び直しましょう!という話ではありません。
フィリピン人にも日本人にネガティブな感情を持つ人はいます。
しかし、多くのフィリピン人は過去は過去として親日の人が多いですし、特に20代から30代の若い人達は気にもしていません。
今回のお話はフィリピンで有名な話しやフィリピンで有名な日本の話なのに日本人が知らない話題などについてご紹介してみます。
フィリピン留学した時に話のネタとして上手く活用して下さいね。
フィリピン人なら歌える日本の歌「ボルテスⅤ」
ボルテスⅤって知っていますか?
私も、初めてフィリピン留学して先生に聞くまで知りませんでした。
日本では、1977年から1978年に放映されていたアニメでフィリピンでも放映されていたことがあります。
そして、このボルテスファイブのフィリピンでの認知度は100%とも言われているくらいに有名なんです。
ボルテスⅤの内容が政治にまで影響を与えて、1979年のフィリピンの放映時には当時のフェルディナンド・マルコス大統領が放送禁止したほどですからね。
このボルテスⅤの歌はフィリピン人の多くが知っているので、これをかっこよく歌うことができればフィリピン人のハートを鷲づかみです笑
フィリピンの先生と一緒にカラオケに遊びに行ったら是非歌ってみて下さいね。
ちなみに「そんなの昔の話でしょ?」と言う人が居るのですが、つい2018年のフィリピンの軍隊のパレードでも使われています。
フィリピンで有名な日本人・山下大将
山下大将と言われてすぐに分かる日本人は少ないと思います。
しかし、山下大将はフィリピンではめちゃくちゃ有名な日本人の1人ですね。
ちなみに誰かと言えば、フィリピンでの戦争終了後に捕虜として捕まり、戦犯として死刑になった日本の陸軍大尉のことです。
当時、フィリピン人にとっては大敵として言える人物ですが、山下大将はいつまでも語り継がれています。
それは何故かと言えば「山下財宝伝説」(YAMASHITA TREASURE)です。
フィリピンで一般的に語り継がれている伝説では、「東南アジア(主にビルマ)の欧米諸国の植民地政府が貯蔵したまま放置した金塊を、これらの地を占領した日本軍が挑発し、シンガポールからフィリピンで中継し日本本土に海上輸送しようとしたが、連合国軍の潜水艦や航空機による日本と東南アジア間の海上輸送路への攻撃が激しくなったために、フィリピン内に隠しておいて日本の敗戦の直後に引き上げようとしたところ、関係者が戦犯として連合国軍により処刑されたため在処の情報が失われた」とされている。wikipediaより
冗談のような話ですが、世界各国のトレジャーハンターがフィリピンの至る所で発掘調査を始めました。
そのため、2007年からは許可制となり、発見された時の配分なども明確に規定されています。
セブでも、むやみに長い工事などが行われていると「あれは工事ではなくて山下財宝を探している」などと冗談めかして言われることがあります。
言っている人の顔は案外本気で信じている顔です笑
フィリピンの英雄・マニー・パッキャオ
日本ではボクシングファン以外にはマイナーな存在ですが、フィリピンでは知名度100%の絶大な英雄が「マニー・パッキャオ」です。
Ellerbe: Pacquiao Has Many Options at 147 – But Not Mayweather https://t.co/yOXmz67FPg pic.twitter.com/7yUB7LiE0a
— BoxingScene.com (@boxingscene) January 23, 2019
マニー・パッキャオはボクシングで史上2人目の6階級制覇をしたボクサーで、ボクシングが盛んなアメリカ、メキシコなどでは神様的な扱いをされるほどの有名人ですね。
彼の人気が高い理由はただ6階級制覇しただけでなく、世界から強いと言われている相手を積極的に選んで、正面から打ち合いで倒して勝ってきたからでもあります。
今は政治家でもあり、バスケットボールチームの選手兼コーチでもあり、そのうち大統領になることは間違い無いと言われていますね。
また、マニー・パッキャオを語る時に外せないのが彼のお母さんで「Mammy D(マミー・ディー)」と呼ばれています。
パッキャオが有名になるに連れていつの間にかセレブのスター扱いされているただの陽気なお母さんです笑
パッキャオの話は普通ですが「Mammy D」の話題を先生に持ち掛けると「なんで知ってるの?」となること間違い無しですよ。
フィリピンで信仰されるサントニーニョ
サントニーニョ(サント:聖 ニーニョ:少年)はキリストの幼少期の像で、マゼランが世界一周の途中でセブに立ち寄った時に当時の王に授けたのが由来だそうです。
特にセブでは信仰の対象となっていて、セブのシンボルにもなっていますね。
セブの周囲の島が台風や地震で被害にあっても、サントニーニョがセブにいるためにセブには直接的な被害が無いと信じられています。
毎年1月の第三日曜日に「シヌログフェスティバル(Sinulog Festival)」と呼ばれるお祭りがあり、世界中から100万人、200万人の人が訪れると言われています。
実際には、世界中というよりもフィリピン中からという方が正しいですし、フィリピン中のスリが集まるとも言われていて、特にのんきにしている外国人に被害が多いですね。
セブの偉人・ラプ=ラプ王
セブのマクタン島にラプラプ像がありますが、誰かと言えばセブをマゼランの侵略から守った英雄です。
マゼランと言えば世界一周で歴史的にも有名な人物ですが、訪れた先でキリスト教を布教し、改宗させていたことでも有名です。
oh!! i think theyd like mactan shrine? its got historical monuments and great scenery, and it’s got a part that overlooks a body of water and admittedly i am not the best at describing it, i just think they’d enjoy the history of the place and such! n im from the Philippines! pic.twitter.com/aoSIdtn903
— cross + no sleep no laws™ (@bystanderjpg) December 28, 2019
セブにキリスト教を布教させたことでもフィリピンで知られているマゼラン。
しかし、セブの政治情勢にも口出しをし武力を持ってマクタン島の王であったラプ=ラプ王を従わせようとしたが、返り討ちにあったという話しですね。
ただ、キリスト教を布教させたということで讃えられていて、セブでは神聖に扱われています。
留学中に時間があれば、是非一度マクタン島にあるラプ=ラプ王とマゼランのお墓がある「マクタンシュライン」を訪れてみて下さい。
まとめ
ざっとご紹介しましたが、こういった話題を先生に持ち掛けるだけで、授業の楽しみ方は全然変わります。
他にも、フィリピンの歌姫シャリース(Charice)、バラエティで人気のバイス・ガンダ (Vice Ganda)などもいますね。
さらに加えれば、世界的な歌手のブルーノ・マーズ(Bruno Mars)も母親がフィリピン人なのでフィリピンでは人気が高いです。
興味のない話もあるかも知れませんが、そこは話題の引き出しとして頭に入れておくと話が広がります。
フィリピンだけでなく海外に出る際はその国の歴史や文化も軽く勉強していくことで、よりその国での滞在が楽しくなりますよ。