シニア留学の費用ってどれくらいから考えておけば良いですか?
今やフィリピンでの英語留学は若い人だけでなく、60代から70代のシニアの方を含めて幅広い年代の人達に利用されています。
今では留学生も多様化していて、ホテル滞在やコンドミニアム滞在も増えていますが、やはり費用の問題もあり60代の方で格安系の学校を選び失敗する方もゴロゴロといます。
今回は、60代からの留学は費用メインで選ぶと失敗する理由をご紹介します。
シニアや60代からの留学は費用で選ぶと失敗する
フィリピン留学で良く宣伝されている「格安留学」で安いことや割引があるかどうかで学校選びをすると、留学に失敗する可能性が大きくなってくるので注意が必要です。
ほぼ学校の全権を任されたような立場で、最安値クラスの格安校と最高値クラスのホテル滞在の両方の学校を運営した経験がある私が普通に考えて格安にしようと思えばこうします。
学習する部屋は個室ではなく、パーテーションだけで区切るかパーテーションすら置かずに「周囲の声が聞こえる英会話に自然な環境を作っています」というように装う。
フィリピンでは光熱費が案外高く付くので、これを使った分だけ別途請求という形にすれば高くするのも安くするのも自分次第という考えに導ける。
言うまでもありませんが、給料の高い先生を2人雇うのであれば普通の先生を5人雇います。
これは格安校でなくても当たり前のことですが、フィリピン留学は無料で働くインターン生で成り立っています。
主なことでもコレくらいの経費削減はしますし、そのようなことは何か店舗やビジネスをしていた経験がある人であれば誰でも分かることです。
もちろん「出す所は出し、締める所は締めて格安にする」という経営をするのが当たり前なので、格安学校であれば全ての学校で経費を削って「安かろう悪かろう」などということはありませんが、中には「格安なんだからうだうだ言うな」という姿勢の学校があるのも事実です。
60代を受入れてもシステムは若い人向け
60代以上のシニアの方にも多く利用され始めていると言っても、基本的に格安系の多くの語学学校のメインターゲットは10代から20代です。
そのため、学校の施設やシステムはその世代に合わせて考えられていますので、60代のシニア層には学校が合わない場合も多々あります。
例えば簡単なところでは、厳しい門限、飲酒禁止、平日の外出制限などといった若い学生が羽目を外すことを防止するためのルールであったり、授業を休むことにペナルティがあったりと、若い人をターゲットにした格安校ではシニアの方には不要なルールがたくさんあります。
では、若い人が多くてもルールが無ければ、60代以上向けなのかと言えばそれはそれでトラブルばかりの学校になるので困ったものです。
格安学校を選ぶ場合はそういったことも理解して行かないといけませんね。
60代やシニア層の留学で注意すべきポイント
格安で有名なフィリピン留学ですが、本当に格安と呼べる学校はそれほど多くありません。
また、格安でもなく中途半端な料金設定なのに「これはないだろう?」というレベルの学校もあります。
もちろん、経費削減以外に格安の学校には当然格安にできる理由があります。
格安なら複数人の相部屋で当たり前
授業料を格安にする一番簡単な方法の一つが、1部屋に3人~4人を詰め込んで相部屋にして安くすることです。
相部屋は、バックパッカー宿のドミトリーなどでの生活に慣れていたり、他人との共同生活に慣れている人は良いです。
しかし、今までそう言ったことを長期間に渡って経験したことがない人には、同居人が自分と合うというラッキーが起きないとかなりキツイです。
共同の部屋にいるということは、トイレ、シャワーはもちろんのこと、部屋の電気やエアコンも全て共用です。
・トイレや水回りの使い方が汚い人
・部屋の使い方が汚い人
・活動時間が違う人
・むやみにエアコンを強くする人
・電気代を払いたくないのでエアコンを使うことを拒否する人
・体臭がある人
・くしゃみや咳がうるさい人
・いびきがうるさい人
・勉強せずにやたら遊んでいる人
上記のようなことがない同居人なら良いですが、そんなものは運でしかありません。
10代や20代でも赤の他人と共同生活なんて想像以上に難しいことですし、年齢が大きく違えばさらに厳しくなります。
私が格安校でマネージャーをしていた時に、20代と60代などで相部屋をしていた人もいましたが、親子のように仲良くやっているものの、深夜まで勉強する20代と早寝早起きの60代で、お互いの生活リズムの違いに疲れて結局一人部屋に移ったりもしていました。
60代の方が格安を求めて留学するとそのようなことも当たり前に起きますので、どんな環境で、どんな問題が起きても、それを全力で前向きに楽しめる人以外は「1人部屋」一択です。
ただし、格安学校で一人部屋を選ぶと、料金が高い学校とあまり変わらないくらいの料金となる場合があります。
その場合は、料金は高くても格安レベルの施設やサービスを1人で利用しているだけなので、なんのために格安学校を選んでいるのか分からなくなることもありますね。
食事が小学校の学校給食レベル
最近のフィリピン留学では、日系の学校も増えていますので学校によっては食事環境はかなり改善されています。
しかし、食事がハズレの学校を選んでしまうと、不味くて食べられないため毎日外食や惣菜パン、カップ麺といった生活になってしまいます。
やはり、日本人向けの味付けでめちゃくちゃ美味しいとまでは言わずとも、そこそこ美味しく食べられる食事を提供している学校の方が良いですね。
中には日系で高い料金を取っているにも関わらず「うちは英語の上達が最大の目的なので問題ない」とボロボロの校舎、不味いご飯を提供しているような学校もありますが、その学校へ来る留学生は入るまで分からないのでどうしようもないです。
学校によっては日本食レストランで食事が出来たり、日本食レストランに仕出し弁当を依頼していたり、日本人の調理師を常時雇用していたりする学校もありますので、食事を重要視する方にはそういった学校がお勧めです。
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部屋の環境や寝具が低品質
格安学校で寮タイプの部屋の場合に結構多いのがこの問題ですが、これは非常に困ります。
マットレスの品質が悪い為にベッドに寝転んだら背中にベッドの板の感触があったり、マットレスの上に座ったら骨組みまで沈み込んでしまうということもあります。
シニア層の方だけはありませんが、マットレスが悪いと腰を痛めてしまったり、熟睡できなかったり色んなことが起きてきますので、こういったことも気を付けてチェックしなければいけません。
また、フィリピンでは窓に部屋が無いことが別に大きなマイナス点ではないという感覚なので、高めのホテルでも部屋に窓が付いていなかったり、窓があっても通路側だったということもあります。
という方は良いですが、それでも4週間、8週間、12週間となってくると結構辛いですので、あまり安易に考えない方が良いです。
ホテル滞在やコンドミニアム滞在の留学でも部屋に窓が無かったり、窓の外は隣のビルの壁ということもありますので、そういったことが気になる方は早めに部屋を抑えることをお勧めします。
まとめ
以上が、シニア留学をされる方に知っておいて欲しい注意点です。
費用が高ければ良いということは絶対にありません。
しかし「格安費用や割引に釣られると結果として大損をしてしまう可能性の方が遥かに高いので気を付けたほうが良いですよ」というお話でした。
60代以上の方が複数人部屋でどうにかなりそうな環境
基本的にはシニアの方に複数人部屋はおすすめしませんが、どうしても予算の関係で複数人部屋を選ばざるを得ない場合にシニアの方が選んでも、この部屋なら大丈夫じゃないかと思った学校をご紹介しましょう。
コンドミニアム滞在の初心者向け「スターゲート」
スターゲートは新築で外国人や富裕層の多いコンドミニアムを利用していますので、滞在する施設としてはかなりランクが高い内容になっています。
一番大きな8人部屋でも、部屋の中にソファがあったりと大きな部屋を広めにゆったりと利用していますし、写真のように一人ひとりのスペースがしっかりと確保された作りになっていますので、自分の空間はしっかりと確保できます。
ちょっと部屋の中が息苦しいなと思った時は、コンドミニアム内の共有スペースで寛いだり、眺望が良いプールや設備の整ったトレーニングジムもありますので息抜きも十分にできます。
代表の小出さんいわく「過度な期待はせずにそこそこで来て欲しい」ということですが、長いフィリピン生活でフィリピンのことをよく知っているからこそ日本感覚では来ない方が良いという注意の現れだと思います。
しかし、フィリピンの環境やインフラを考慮して、重要な箇所にはしっかりとバックアップを設置している辺り、それなりにフィリピン生活を知っている私から見ても「期待しても裏切られない設備」だと思います。
スターゲートの詳細はこちらからどうぞ。
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