フィリピン留学の授業では嫌なことがあったり、トラブルになることはそれなりあります。
・先生が合わなかったり態度が悪かったりする
・同じ教材で同じクラスなのに先生の教え方が違う
・授業や生活面でスタッフに相談したのに対応してくれている感じがない
・あまり話しかけて欲しくない生徒さんがしつこくて困る
他にもいろいろとありますが、滞在期間が長ければ長いほど何か起こる可能性は高まりますね。
ここでは、フィリピン留学をする時に起きるトラブルや注意するべきことをセブ留学で2校の学校のマネージャーをしていた経験からまとめています。
フィリピン留学のトラブル
まず、一番最初にお伝えしたいことは「何かあったら溜めずに早め早めに相談する」ということです。
日本人の美徳なのかも知れませんが、生徒さんがスタッフに相談に来るタイミングは我慢に我慢を重ねてもうどうしようも無くなってからの場合が多いです。
「あれ?ちょっとおかしいかも?」というタイミングであればだいたいのことに修正して対応できるのですが「すでに困りきっている」「すでに怒っている」状態では対応するのが非常に難しくなります。
私は最初のカウンセリングなどでいつも伝えていましたが、フィリピン留学は日本資本の学校で日本人向けの学校だとしても「毎日授業を受けるのはフィリピン人の先生」です。
食事、掃除、洗濯、実務をしているのもフィリピン人です。
学校としてはかなり意識して運営・管理していたとしても、必ずどこかにトラブルの種はありますので、気になることは必ず早め早めに相談した方が良いですね。
先生が合わなかったり態度が悪かったりする
毎日マンツーマンで授業を受けているとどうしても先生との相性が悪い場合もあります。
もちろん、中には何らかの理由により態度が悪かったりする先生もいますね。
どこの学校でも、繁忙期などどうしても無理な場合を除けば先生は変えてもらう事ができるようになっているので出来るだけ早めにスタッフに相談しましょう。
状況的に先生の変更は無理だったとしても、スタッフに相談することで先生の態度が変わる場合もありますね。
当たり前ですが先生に注意する時は学校スタッフも「誰々さんがこう言ってる」というようなことは言いませんので安心して相談してみましょう。
同じ教材で同じクラスなのに先生の教え方が違う
同じ教材で同じクラスなのに先生の教え方が違うということもよくあります。
また、先生によって説明が違うなんてこともありますね。
例えば、A先生は授業でこのポイントを教えてくれるのが良いけど、B先生は教えてくれないのであまりよくないと感じる場合があります。
こういった時も気軽に頼めそうな先生であれば「こうしてもらっていい?」と相談すれば済む話ですし、どう言って良いのか分からないのであればスタッフに伝えて貰えば良いですね。
この先生はこんなものだから仕方ないと諦める必要はありません。
ほんの少し相談すれば簡単に解決できることの方が多いですし、毎時間すべての先生の授業内容を管理はできませんので学校側からしても早い段階で相談してくれると助かります。
先生の説明が間違っていて先生を信用できなくなった
フィリピン留学で授業を受けていると先生の文法説明や発音方法の説明などが間違っていることがちょくちょく起こりますね。
私の経験からすると、相当ベテランの先生でも過去にまともなトレーニングを受けていない先生の場合は勘違いしたままということも少なくありません。
例えばフィリピンでは「Do you have time?(時間ある?)」「Do you have the time?(時間分かる?)」の使い分けなんてしませんし、学校でも習いませんのでそういったトレーニングを受けていなければ間違った説明をしてしまいますね。
こういった知らない文章がでてきた時に素直に「あれ?何が違うんだろう?」と調べる先生であれば良いのです。
残念ながらフィリピン人はプライドが高いので知らないことを知らないと言えなかったり、自分の間違いを認めない先生が非常に多いです。
これは先生の良し悪しではなく、フィリピン人の気質です。
ここでお伝えしたいことは「トリッキーな文法」を知らないことで先生のレベルを測ったりするのは止めた方が良いこと、先生も文法間違いくらいするので少しくらいは大目に見てあげて欲しいということです。
もちろん「I am going to」と「I will」の違いすら説明できないようなレベルの先生であればすぐに変更してもらうことをお勧めしますけどね。
基本的には文法の質問をしないことがベストですので、理由はこちらでどうぞ。
スタッフに相談したのに対応してくれている感じがない
授業内容や生活など何でも同じですが、スタッフに相談したのに対応してくれている感じがしないということも起こります。
実際、私も色々と相談を受けて対応している内に「忘れてしまってごめんなさい」なんてことは少なくありませんでした。
この場合、忘れてしまったスタッフが悪いのは事実として受け止めるしかありません。
しかし、忘れているかも知れないと思ったらぜひ気になった時にもう一度「どうなってる?」と聞けばすぐに解決です。
案外「対応してくれなかった」と怒るまで黙っている方も少なくありませんので、そこは100歩譲ってもう一度軽く聞いてあげて欲しいですね。
私がご紹介している学校は責任者が正社員の日本人だけですので、相談すればほぼ問題はないと思いますが、それでも何か頼んで忘れてそうだったらすぐに聞いてあげて下さい。
あまり話しかけて欲しくない生徒さんがしつこくて困る
学校を運営していると他の生徒さんの迷惑になっている人が居ることもあります。
もちろん、明らかに迷惑になっているのが確認できれば注意・警告をしますし、即座に退学処分にする学校もあります。
しかし、見えないところでそういったことが起こっている場合も「あの人は仕方ない」と思わずに学校に伝えてもらえると助かりますね。
私も何度か個別に注意したことがありますが、私が対応した人は「迷惑になっていることに気づいていない人」ばかりでしたので、1回注意すれば収まった話ばかりでした。
特に女性が男性から言い寄られるということはフィリピン留学ではどこにでもある話ですので、遠慮せずに相談して欲しいですね。
フィリピン留学のトラブルを避けるために
フィリピン留学でトラブルを避けて気持ちよく過ごすコツはとにかく問題を溜めずに、早め早めに対応してくれるスタッフに相談することです。
もちろん「ご飯が不味い」なんてことはそう簡単に対応できませんが、人為的な問題であればどの学校でもだいたい対応可能です。
私は基本的に言ったもの勝ちというのは好きではありませんので、過剰な要求や無理なことは無理と言う方ですが、相談してくる人をクレーマーだと思うようなことはありません。
悪い点や気になる点は言ってもらった方がリアルタイムで学校を改善できるので助かるくらいですね。
ただし、あくまでフィリピンですので、受け身にならないこと、期待し過ぎないことは忘れないようにすることをおすすめします。