英語習得のために留学する前に中学3年間の文法は必ずある程度のレベルで取得しておいた方が良いというのは言うまでもありませんが、それと同時に学習しておいた方が良いことがあります。
それは「使いやすいフレーズを覚える」ことです。
言ってしまえば、日常的に使われる使いやすいフレーズを全部覚えてしまえば留学前に、簡単な英語は話せるようになるので初心者卒業です。
それでは、フレーズで覚えるということについて少し説明してみましょう。
英語が最短で話せるようになるには単語の丸暗記では遠回り
私はいつも単語は単語で覚えるのではなく、フレーズで覚えて下さいということを伝えます。
「会話をしていても単語が出てこないから話せない」
というボヤキを多くの方がするのですが、本当に話せない理由は単語力が無いからではなく文章が作れないからです。
文章を作る力があれば、知らない単語を簡単に言葉に言い換えながら話すことができるようになります。
しかし、単語が重要だと思って単語の暗記を繰り返してしまいますが、単語の暗記というのはTOEICや学校の試験には非常に有効ですが、英会話を伸ばすにはあまり適していません。
何故かと言えば、単語をどれだけ暗記しても使い方が分からないからです。
特に初心者の段階では、単語をいくら詰め込んだところで文法もままならない状態では、どうしようもありません。
英語が話せるようになることを体感できる
しかし、文章を作れるようになればと言われても初心者はそうは行きませんよね。
そこで、私がお勧めするのは単語を覚えるのではなくフレーズを覚えてしまうことです。
言ってしまえばフレーズを覚えてしまえば、そのまま使える英語になります。
Can I order now?メニューをもらえますか?
Can I have a menu,please?
質問していいですか?
Can I ask you a question?
お水を一杯もらえますか?
Can I get a glass of water?
クレジットカードで払えますか?
Can I pay by credit card?
これらのようにCan I~だけでたくさんのすぐに使えるフレーズがあります。
この中に出てくるだけでも使える単語ばかりなので、単語だけで覚えるなんて勿体無いですね。
しかも、こうやって学習することで「英語が通じる」という喜びを体感できるようになりますので、学習初期には非常に有効です。
もちろん平行して文法の学習もして将来的には、自分で組み立てて話せるようになる必要がありますが、はじめの一歩は丸覚えしてしまえば良いのです。
英語が話せるようになる厳選3冊のおすすめ参考書【留学前の事前学習】
英語が最短で話せるようになるにはフレーズを覚えたら使う
留学前にフレーズを覚えた人はとにかく外に出て使いましょう。
私もまったく話せない時に丸覚えしたフレーズを頭で何度も復唱しながら、ショッピングモールのインフォメーションでトイレの場所を聞いたり、お店の場所を聞いたり何度もして、自分の英語が通じている喜びを感じましたね。
もちろん、相手が何を言っているのかは良く分からなかったことが多々ありましたが笑
しかし、そうやって何度もチャレンジすることで「あれ?先生に通じている発音が通じてない?」ということを何度も体験して「あー、先生は慣れているからなんだ」ということも気づくことができましたし、話す度胸も付きました。
留学してからフレーズを覚え始めても覚えた頃に留学が終わる
フィリピン留学は、マンツーマンで効率よくアウトプットの練習ができることが、最大のメリットですので、フィリピン留学に来てインプット学習の方が割合が高いということは、効果的に時間を活用できていないということです。
または、何もインプット学習をしていないのに楽しいスピーキングの練習だけをして「話せるようにならない」というのもダメですね。
もちろん、何もせずに留学しても効率が悪いだけ留学自体は楽しめます。
目的がさまざまな人が訪れるフィリピン留学では楽しむ為に留学するという多様性があって良いですし、私は楽しむことも大賛成ですのでそれが無駄だとは言いません。
しかし、楽しむだけ楽しんで「フィリピン留学したけど楽しいだけで話せるようにならない」という流れにはならないことを強くお願いしたいところです笑
きっちり学習すれば必ず話せるようになりますよ!