こちらでは、フィリピン留学をした人が抱えていた不満についてまとめています。
不満だらけのフィリピン留学
フィリピン留学では、何も問題無かったという人も居れば、いろんな不満を抱えている方も居ます。
どちらかと言えば、必ずどこかで不満を感じている方の方が多いですので、留学前にどんな不満があるのかチェックして、対応策を考えておくと良いですね。
1.ネット環境が悪い・ WiFiが遅い
やはり今時は、ネットなんてつなげることができて当たり前と言う環境で育っているので、ネットが繋げないということにはかなりの不満を感じる人が多いですね。
使える場所が限られていたり、部屋によってかなり強弱に違いがあるということも当たり前です。
基本的に、フィリピンのネット環境はかなり悪いですし、たいしてスピードが出ないビジネス回線を利用するのにも日本の数倍の費用が必要になります。
また、どうしてもネット環境がしっかりと整備できない学校は、立地的に電波が届きにくい場所、元から提供範囲外の場所に学校が建っているという場合もあります。
もちろん、4週間で25万円を超える程度の高価格帯の学校に行けば YouTube もストレスなく見れる程度の回線スピードが普通に出ているのが当たり前ですけどね。
これは高価格帯の学校は、学校自体の規模が小さいこともあり、ネット環境を整えやすいということもあります。
ネットをしているとついつい無駄な時間を過ごしてしまうので、貴重な留学の時間をかなり浪費してしまうことになってしまいます。
勉強すると決めている時間はネットの接続を切ると、かなり効率が良くなりますよ。
接続しないと決めていても、ネット環境があると LINE や Facebook などから通知音が来ますのでどうしても気になってしまいますからね。
2.寮の設備がよくない
写真ではとても綺麗だったのに実際に行くと寮の設備が思っていたのと全然違うというのはよくある話です。
これはホテル系などでもどこでも同じことですが、ホームページに使われてる写真はだいたいが建設直後やリノベーション直後の写真です。
フィリピンだけではないですが、写真の見た目は良くても使い勝手が悪いということは非常によくありますね。
特にシャワートイレなど水回りの品質はかなり低いですので、シャワーの水圧が低い、排水が悪い、トイレがつまりやすいなどの不満は多いですね。
これは、そこそこな値段のホテルなどでも起こることなので、 そういったことが起こるのが標準であり、 そういったことが起こらない施設がすごいと思った方がいいでしょう。
ただし、最近では学校の施設自体はかなり改善されていますので、2年~3年以内に建てられた学校やリノベーションした学校はか綺麗ですよ。
施設を気にするのであればそういったポイントも学校選びに入れると良いでしょう。
それでも、どこかの部屋でシャワーやトイレを使うと、壁の中から水の流れる音がして気になってしょうがないというようなこともありますけどね。
3.ルームメイトとのトラブル
セブでは、かなり学校の多国籍化が進んでいるので、韓国、中国、台湾、ベトナム、タイ、ロシア、サウジアラビアなど様々な国の留学生がいます。
文化の違い、生活習慣の違い、価値観の違いなどを認められる自信がない人は絶対に一人部屋を選んだ方がいいですね。
自分には許容できたとしても、ルームメイトができないということも多々あります。
また、日本人でも、日本で生活していれば絶対に関わらないタイプの人もいますし、仲の良い友達ではないのでトラブルがあって当たり前です。
友達と数日旅行しただけでもトラブルは起きますし、全く知らない人同士が同じ部屋で長期間住むのですから、何もない方がおかしいですよね。
案外困るのは、性格が合う合わないではなく、体臭やいびきの問題です。
香水などを使っているわけではないのに、外国人にはなぜか不思議な匂いがする人も多いですし、体臭やいびきについては本人が分かっていないのでどうしようもありません。
4.学校の食事が美味しくない
これは完全に学校によりますが、一般的には留学費用が安ければ安いなり、高ければ高いなりで考えて良いでしょう。
もちろんこれは、口に合う合わないの話でもあるので、一概には言えません。
味が濃い油ものが好きな人は自分好みで美味しかったという人もいるでしょうし、味が濃くて油ものが嫌いな人もいますよね。
多国籍な学校に行ったら色々な料理が出てきて選べるのはいいけど、一品一品の質が低いなどという話もあります。
良くあるブッフェレストランでも一品一品全てが美味しいなんていうことはほとんどありませんので、語学学校の給食レベルに美味しさを求め過ぎるのも過度な期待と言えるでしょう。
5.騒音がひどい
道路に面している学校や一般のフィリピン人が周辺で生活しているような環境にある学校の場合は、周辺の騒音がひどいということもありますね。
しかし、周辺には何もなくても、鶏がうるさい、犬がうるさいというような騒音もフィリピンでは当たり前です。
当たり前ですが、これも学校によって大きく違いますし、その人がどこまで気にするかによっても全然違いますね。
フィリピンの騒音は日常化しているものですので、音に対して自分が神経質だとわかっているのであれば強力な耳栓を持って行くなどして、自分で対処することの方が大事ですね。
6.学校スタッフの対応力が低い
フィリピン留学では、かなりの学校で正社員メインではなく学生インターンを使って運営をしています。
特に大型校などでは正社員がいるのはいますが、基本的に最初に留学生の対応をするのは学生に任せているので、残念ながらスタッフの対応力が低いということはよくあります。
また、正社員だったとしても学校によっては毎年スタッフが変わっている学校もありますので、なかなかサービス内容を安定させることも難しいですね。
やはり、開校以来3年から5年働いていますというスタッフと、フィリピンに来てまだ1年も経っていませんというスタッフであれば対応力の違いが大きく出て当然です。
ただし、スタッフがすぐに辞めてしまうから悪い学校ということも一概には言えません。
なぜかといえば、海外で働きたいからと働き始めたはいいものの、フィリピンの給料の安さに耐えられなかったり、フィリピンという国そのものに合わなくて辞めだだけという面も多々ありますね。
それなら給料をしっかりと上げれば良いとなるのですが、人件費が安く済むのでフィリピンで語学学校を運営しているのに、日本人というだけでフィリピン人スタッフの3倍~5倍は出していることを考えれば、それなりの価値を自分で示さないと給料だけ上げる訳にはいかないことも事実です。
7.部屋の中に虫や蟻が出る
これもフィリピンには付き物ですね。
ホテルに滞在していても、食べかすなどがあればすぐに蟻が湧いてきます。
ただし、何も食べていないのに部屋の中を蟻が這っている、ベッドの上に蟻が這っているというような場合は、蟻の通り道になっている可能性が高いので、学校に駆除をお願いしましょう。
残念ながら「蟻なんてどこかから来るんだからどうしようもない」と言い捨ててしまうスタッフがいる学校があるのも事実です。
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8.留学生の質が低い
これも学校の違いによって大きく変わりますね。
こんなことはよく聞く話です。
ただし、これについては学校の問題というよりも、たまたまその時に滞在していた生徒がそうだったということあるので一概には言えません。
同じ学校でも、真面目で本気な生徒が揃った時は勉強して当たり前という空気が生まれますし、遊びの生徒が揃った時は遊び中心の学校に変わってしまいます。
特に、規模の小さい学校だとかなり影響しますね。
こういったことを避けるなら最初から
「楽しげではなさそうな学校」
「日本人向けの学校」
「プライベートが保てる小規模な学校」
を選ぶと良いでしょう。
フィリピン留学は、年齢、性別、国籍など多種多様な人が来る環境になっていますので、本気で勉強するのであれば周囲に影響されない気持ちや適度に人と関わらない生活を心がけることも大事です。
9.男女関係のトラブル
これはある意味、若い留学生の方にとっては留学の醍醐味とも言えますよね(笑)
案外、年令問わず誰でもどこかで薄っすらと何かを期待しているのではないでしょうか?
特に多国籍な学校の場合は、自分にその気がなくても相手のアタックが激しいので迷惑でしょうがないということもあるでしょう。
それらが、良い方向に作用すればいいですが、フィリピンという環境や留学マジックもありますので大多数の場合はうまく作用することはありませんね。
生徒同士の場合はまだ良いにしても、先生と恋愛してしまうと授業に影響したり、またうまくいかなかった時に他の先生の態度も悪くなるという問題が起きます。
しっかりとした教育を受けている先生達のようなフィリピン人の場合は、男女で付き合うということは簡単なことではありませんので、日本人的な感覚でダメなら別れればいいというような気軽な交際しない方がいいですね。
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10.先生によってかなり差がある
これもフィリピン留学あるあるですが、同じ学校でも先生によってかなり差があるのは紛れもない事実です。
・フィリピンアクセントが強すぎる先生
・文法が怪しすぎる先生
・喋り出したら止まらない先生
・生徒にレベルが合わせられない先生
・どんなときも優しい先生
・いつも楽しい先生
・めちゃくちゃ厳しい先生
などなど、いろんな先生がいます。
もちろん、フィリピンアクセントが強すぎる先生と平気で低レベルな嘘を教える先生は本当に嫌ですよね。
多少のアクセントやちょっとした文法の間違いぐらいであれば誰でもあることですので、私も全然気にしませんが、明らかにダメだろうという先生を雇用している学校も普通にあります。
それでも、1週間や2週間に1度しか先生を変えることができないというルールがあったりしますので、先生を変えたくても変えられないということも起きます。
この点については、あまりに気軽に先生を変えてしまう留学生の方もいるので、学校側の対応としては 仕方がない部分もありますが、明らかにどうしようもない先生が普通にいる場合があるのも悲しい現実です。
学校選びの基準として「先生はいつでも変えられるか」「希望した授業を受けられるか」 なども考えておくことをお勧めしますが、自分を受け持つ全ての先生が最高ということは高望みだと考えてもらった方が良いですね。
まとめ
フィリピン留学にはいろんな不満がありますが、どうしても個人の好き嫌いに大きく影響される問題なので、完璧な学校は無いと考えておいた方が良いです。
学校選びには、学校の良し悪しだけで判断するのではなく、まずは自分自身がどういったタイプなのかを考えることが重要です。
自分自身、学校の内容、フィリピン、学校の使い方などとしっかりと理解して留学すれば不満は大幅に減らすことが出来ますよ。