フィリピン留学では、帰国日を決めずに渡航する留学生もチラホラいますね。
私も初めてフィリピンに留学した時は、延長に延長を重ねたので3ヶ月予定が6ヶ月になってしまいチケットの日程も2回変更しました。
ここでは、帰国日を決めずにフィリピン留学する場合に航空券をどうすれば良いかについてまとめています。
フィリピンは片道チケットでは入国できない
まず、フィリピンに入国する時のルールがあります。
入国の際は必ずフィリピンから日本へ帰るチケット、もしくはフィリピン以外の国に行くチケットを所持していないといけません。
留学期間を決めていないから帰国日が未定だからと、片道チケットしか買わなかった場合は日本の空港のチェックインで止められてしまいます。
日本から出国できないので、その場で慌てて高額なチケットを買う羽目になりますので十分に注意しましょう。
フィリピン留学で帰国日が未定
フィリピン留学で帰国日を決めていない場合に航空券をどうするかといえば、主に2つの方法があります。
何の問題もなく確実な方法は帰国日を変更出来る航空券を購入することですが、一般的には費用が格安の捨てチケットを購入している人の方が断然多いですね。
フィリピン留学で使われる捨てチケットとは?
捨てチケットとはその名の通り、購入した航空券を利用せずにそのまま放棄することです。
要はフィリピンの様に片道では入国できない国へ行くけど、滞在期間が決まっていない場合に取る手段です。
フィリピンと日本の往復チケットでは高くなってしまうので、とにかくフィリピンから香港やシンガポールなどへ出国できる安いチケットを購入してしまいます。
フィリピンなど片道チケットで入国できない国へ行く場合は、何でも良いので出国チケットがあれば入国できます。
そして、そのままチケットは使わずに捨ててしまい、フィリピン留学を続けるという方法ですね。
もちろん、航空会社によってはノーショー(連絡せずにキャンセルすること)をするとペナルティが有る場合がありますので注意しないといけません。
2020年1月時点では、フィリピン留学でよく利用されるセブパシフィック航空であれば捨てチケットで何か問題になることはありません。
実際に私はセブ留学に関わってからセブパシフィックのチケットは軽く10枚以上捨てています。
ただし、捨てチケットはあくまでグレーな方法ではあるので、心配であればノーショーでペナルティが掛かるのか航空会社に確認することをお勧めします。
留学での捨てチケットはとにかく格安のチケットを確保する
フィリピン留学で入国する際に使う捨てチケットはどこの国でも良いです。
例えば、留学でセブに滞在していたとしても、マニラ発のチケットでも構いません。
ただし、あくまでフィリピンから国外に出るチケットなので、国内では意味がありません。
上のセールであればマニラからコタキナバル行きがたったの1,290ペソ(2,600円程)です。
フィリピンからはのLCCでは「セブパシフィック航空」「エアアジア」「ジェットスター」あたりが良く利用されます。
留学中にVISAタイミングに合わせて国外旅行
留学生であるならば、捨てチケットを捨てずに本当に旅行するのもアリです。
どういうことかと言えば、留学中にVISAのの支払いが必要な人はVISA費用を払うくらいなら、捨てチケットでセブから他国へ旅行を楽しめるということです。
例えばこういうことです。
留学中にVISAの支払いが必要なタイミングと料金 | |
2ヶ月(59日まで) | P3,130 |
3ヶ月(89日まで) | P4,710+P3,000(ACR-I Card) |
4ヶ月(119日まで) | P2,740 |
このようにVISAの費用は結構高いです。
ですので、その費用を払うくらいなら「VISA代を支払うタイミングで旅行に行ってしまおう!」という話です。
ちなみに、VISAの支払いタイミングで費用が一番高いのは2回目の更新ですね。
学校で支払いをすれば、VISAとACR I-cardの支払いで、約9,000ペソ(約2万円)になります。
普通でもセブから台湾が2時間30分で約10,000円なので、VISA代で往復の飛行機代が出てしまいますね。
ただし、特に10代や20代の留学生が多い学校やスパルタ系の学校では、学校を休んで旅行などは認められていない場合があるので要確認です。
留学期間が59日を越えるけどその先は未定の場合
フィリピン留学での滞在が59日を越えるけどその先は決めていないという場合にシンガポールへ週末旅行する例を見てみましょう。
まず、57日目から58日目を目安にセブパシフィック航空でシンガポールまでの片道を購入します。
学校に在籍しているのであれば可能であれば金曜夜発、または土曜日発を選択します。
上の画像では土曜日で選択していますが、19時55分発なので金曜日に学校の授業が終わってからでも十分に間に合いますね。
帰国は、日曜日着または月曜日早朝着を選びます。
これで、必要になる費用は往復チケット代の約10,000円+シンガポールでの宿泊費や食費のみです。
シンガポールだと物価が高いので、よくよく考えれば少し足が出てしまうかも知れませんが留学中に海外旅行が待っていると思うとワクワクしますよ。
まとめ
留学に来て勉強せずに何をしてるんだ!
と思う人もいるかも知れません。
しかし、留学なんてこれからずっと続く英語学習の一部でしかありません。
外国人と話せるようになるために英語の勉強をしているのに、英語を使えるチャンスを捨てて机に向かっているよりも断然おすすめ出来る手段だと私は思います。
ただし、あくまで旅慣れた人やこれから旅で冒険がしたいという方向けです。
何かあってもなんとかなるだろうという楽観的な姿勢で居られない人以外は止めておいた方が安全です。
私も何度もフィリピンから海外旅行へ行っていますので、今回ご紹介したような方法で留学したい方はいつでもご相談下さい。