せっかく外国人から話しかけられたのに話題が無くて全然会話が続かなかった。
こんな経験がある英語学習者は少なくないでしょう。
私も「話せない」と相談された留学生の皆さんには「出来る限り外で話掛けましょう」と伝えています。
しかし、ホトンドの人が「話す話題がないから何を話して良いかわからない」といった状態になります。
それはなぜかと言えば「英語で話すための話題作りをしていない」からですね。
・日本人の話題は面白くないことが多い
・外国人が興味があることを日本人は知らない
・留学前には英語での話題やネタを用意する
外国人と英語で話が続かない
外国人と英語で話が続かない理由として大きな一つが・・・
日本人は自国の政治、宗教、歴史、文化など、外国人が興味を持っていることについて話がネタがない人が非常に多いということです。
例えば・・・
・日本の文化について
・マンガやアニメのポップカルチャーについて
・お勧めの観光地やお店について
そして、皆さんはこういったメジャーな質問に対して、簡潔に相手の興味を引くような話をすることができるでしょうか?
もちろん、どんな質問にでも答えられるなんてことは相当話せる人でないと無理だと思います。
しかし、何を聞いても「わからない」「知らない」というような返事をしていたらどうなるでしょう。
外国人からしても話をしていて「何このつまらない人」と思われて話が続かなくて当然です。
自分の国の文化や歴史などについて話せないということは、私達が想像している以上に残念なことなんです。
例えば、外国人に文化や観光地の質問をされて「興味ないから知らない」と言ったら話が終わってしまいますよね。
こうなれば、よほど日本好きの外国人以外からは話しかけてもらえなくなるのが普通です。
このような感じで「知らない」「分からない」ばかりでは何も知り合えません。
話ができないのに仲良くなれる訳がありませんよね。
これがビジネスで日本に来ている仕事上の取引関係者だったとしたら、非常に嫌な空気になること間違い無しです笑
もちろん、自分がどれだけ興味があったとしても、初対面や少し知り合った程度の関係で宗教や歴史の話しはアウトなので止めておきましょう。
特にフィリピンは親日家の人が多いのでついやってしまいがちです。
日本人は話題が面白くない人が多い?
私も5年間フィリピンの語学学校で働いていましたので、先生関係の友人や知り合いも少なくありません。
そして、その先生達と食事などをしているとこう言われることがちょこちょことあります。
もちろん、これは英会話がしっかりと出来ないために、言いたいことの半分もまともに言えないということも関係します。
しかし、よくよく聞いてみるとそれだけではないそうですね。
日本人は悲惨な仕事の話しかしない
私も趣味が仕事なのであまり人のことは言えません。
しかし、いろんな国の留学生の中でも日本人は本当に仕事の話ばっかりするそうです。
しかも、内容が「哀れんで欲しいのか、それを自慢しているのか、どっちなの?」という話が多いと。
先生達からすれば、このような話はもう何度聞いているか分かりません。
もちろん、英語の練習でもあるので知っていても話にのります。
先生も仕事なので「ウンウン」と話を聞くのが当たり前ですからね。
何度も同じ話しを聞いて、日本人留学生の背景を知っているからこそ生徒さんのことを理解して授業ができるということも先生の経験値です。
しかし、特に経験が浅い若い先生は日本人の話が面白くないことについてこう言います。
こう言われると苦笑いするしかありません笑
外国人と話すための話題やネタを作る
外国人と話をしたいのであれば、普段から色々なケースを想定して事前にスモールトークのネタ作り・練習をしておくことは非常に大事なことです。
しかし、留学生の中にはこのように希望する方も少なくありません。
確かに、興味のあることから始めるのは学習意欲を保つために大事な要素です。
しかし、初めて会った外国人が私達が興味があることだけをピンポイントで質問してくれるでしょうか?
まず、無いですよね。
なので、興味がある無しに関わらず、普段から時事問題を含めていろんな話題に触れてネタ作りをしておいた方が良いということです。
私自身も軽い気持ちでフィリピンの政治について21歳の先生に話したことがあります。
すると、フィリピンの政治について長々と聞かされましたね。
さらに、質問された日本の政治や選挙方法などについてまともに話すこともできませんでした。
ある程度話せるのに英語でスムーズな会話ができない人は、普段から1日1つくらいはCNNなどで気になるニュースを読みましょう。
そして、それについて自分はどう思うのか考えながらサマリー(要約)を作って、誰かに話すつもりで練習すると良いですね。
オンライン英会話などもそういった練習に使いやすいですね。
英語で話し掛けられるのを待たない
外国人と知り合う時は、ちょっとした会話でも自分がどういう人間かをアピールするチャンスです。
ではどうすれば良いかと言えば、話しかけられるのを待っていてはダメです。
少しでも早く英語を話せるようになりたいのであれば、自分から積極的に英語を使うことです。
かと言って、初対面で会った人が長々と自分のネタを話されても困りますけどね。
ちなみに、私が住んでいたコンドミニアムでも話しかけてくるネイティブは多かったです。
例えば、ネイティブ圏の人達はエレベーターが一緒になると結構な確立でどうでも良いことを話しかけてきます。
スーパーからタクシーもジプニーも捕まえられなかったから15分掛けてこんな荷物持って歩いてきたんだ最低だと思わないか?
セブはいいところだけど、交通事情がダメすぎてムカつくな。
オレが勝手に住んでるんだから言っても仕方ないけどさ。じゃぁ!
このように、ほんの10秒程度の間に言いたいことだけ言って降りて行く人が普通にいますね。
特にアメリカ人の場合は、知らない人が危ない人でないか安全を確保するためにするそうですが、これをきっかけに話すようになる人もそれなりにいました。
誰でも話をしていて「色々教えてくれるし、話が楽しい」と思われれば、今後の信頼関係も作りやすくなるのは間違いありません。
私達が話相手を選ぶように、相手も話相手を選んでいます。
話して楽しいか?
勉強になるか?
価値があるか?
貴重な時間を使うんですからなどいろいろ考えていて当然です。
自分から話しかけておいて面白くない人と思われないように、興味があってもなくても関係なく話題を身につけるのはとても大事なことですね。
外国人の多くが興味を持つと思われる日本のことや自分の話について練習する。
また、話を続けるための質問やネタとして使えるパターンをいくつかは用意しておいた方が良いということです。
まとめ
常に笑いのネタを考えた方が良いとは言いませんが、やはりフィリピン人でも面白い人の方が人気があります。
自分から積極的に話しかけられる様になるためにも、短い時間で相手の気を惹けるネタはたくさんある方が良いですね。