英語の初心者が留学で心配するのが語学学校での自己紹介ですね。
と、初心者の多くの方が緊張して初日を迎えます。
今回はそんな時に「どうやって英語での自己紹介を簡単な中学英語で切り抜けるか」という内容です。
英語の初心者が留学で心配する自己紹介
実際に、入学時に自己紹介があるのか無いのかで言えば、どの学校を選んでもみんなの前でということはほとんどなく、あっても名前を言って終わり程度ですので心配はいりません。
しかし、初日のスピーキングテストや担当の先生に聞かれてなど、なにかしら自己紹介をすることはあります。
自己紹介はコミュニケーションの一つ
自己紹介がスムーズにできない理由として「英語だからできない」ということがありますが、基本的な流れは日本語でも同じなので、それほど特別なことを意識する必要はありません。
簡単でも良いので前もって話すことさえ準備しておけば、拙い中学英語レベルでも十分に相手に伝わる自己紹介をすることができます。
ただ、無理に長い文章を作ろうとする必要はありませんが、自己紹介はあくまで円滑なコミュニケーションを始めるための手段なので相手が興味を持ってくれるような話しが出来る方が良いですね。
英語留学で初心者の自己紹介はパターン通りで十分
自己紹介をする時のパターンと言えばこの5つのポイントさえ押さえれば大丈夫です。
・名前
・呼び名
・出身地
・職業
・興味があること
初心者の場合はこれだけで十分ですし、誰もそれ以上は求めていません。
年齢は言う必要がありませんが、フィリピンの人は2人になるとあまり気にせずに聞いてきますので、最初の授業の前などには聞かれるかも知れませんね。
もちろん、明らかに自分より年上と分かる人にはほとんど聞いてきません。
自己紹介では名前と呼び名を伝える
まずは、定番の始まりで「私の名前は○○です。○○と呼んで下さい。」からスタートしましょう。
・My name is Ichiro Suzuki.
私の名前はイチロー・スズキです
・I’m Ichiro.
私はイチローです。
これはどちらでも良いですが、どちらかと言えば「I’m Ichiro.」の方が一般的です。
もちろん、結構しっかりとした集まりなどであればフルネームで丁寧に言うのをおすすめします。
〇〇と読んで下さい。
・Please call me Ichi.
イチと読んで下さい。
呼び名は何でも構いませんが、日本人も「マキ・ミキ・サキ・ユキ・アキ」など、外国人からしたら同じような名前が多いのでイングリッシュネームを作っても良いですね。
過去、私が知る中で一番「やったな!」と思った呼び名は「マドンナ」でした笑
彼女の場合は、本当にマドンナが好きで服装も毎日マドンナでしたのでとても自然でしたが。
私もフィリピン留学していた時にイングリッシュネームを付けて、フィリピンと日本では呼び名が違います。
住んでいる場所や生まれた場所を伝える
次はどこから来たか、生まれはどこかなどを伝えましょう。
・I live in Hokkaido Japan.
私は北海道に住んでいます。
・I’m from Tokyo.
私は東京から来ました。
・I’m from Tokyo in Japan but I was born and raised in Hokkaido.
私は東京から来ましたが生まれも育ちも北海道です。
私達が学校で習う基礎英語では「I was born」と習いますが、外国人が自己紹介する時はだいたい「I’m originally from ~」と言いますね。
・I’m from Tokyo in Japan but I’m originally from Osaka and raised in Kyoto.
私は東京から来ましたが生まれは大阪で育ちは京都です。
これらは中身だけ変えてどれを使っても大丈夫です。
自己紹介では余裕があるなら場所を伝える
フィリピン人の先生なら日本人に慣れているので、東京、大阪以外の主要都市もある程度分かりますが、一般的には地名なんて言われても分かりませんので、追加で日本のどこにあるか入れると良いですね。
・Hokkaido is an island in the northernmost of Japan.
北海道は日本の最北端にある島です。
・Fukuoka is located in the southwest of Japan.
福岡は日本の南西に位置しています。
福岡の場合は丁寧に言えばこうなります。
・Fukuoka is situated in the northern extremity of Kyushu.
福岡は九州の北端に位置しています。
ですが、これらを言い出すと九州の説明から始めないといけませんので、初心者は気にしなくて良いです。
細かいことは考える必要ありませんので、比較的広い範囲で東西南北程度を意識すれば大丈夫ですね。
例えば下記のような感じで良いでしょう。
・○○○ is in the north/south/east/west of Japan.
○○○は日本の北/南/西/東にあります。
・○○○ is in the southern/northern/eastern/western part of Japan.
○○○は日本の南部/北部/西部/東部にあります。
もっと細かく伝えたい場合はこうなります。
Aichi is located between Tokyo and Osaka.
愛知は東京と大阪の間に位置します。
Chiba is near Tokyo.
千葉は東京の近くです。
Kobe is next to Osaka.
神戸は大阪の隣です。
英語での自己紹介で職業などを伝える
社会人の場合は、職業だけでなく自分がどういった仕事をしているかも伝えられると良いですが、最初の自己紹介では気にしなくて大丈夫です。
詳しく説明しなくても、あなたが多少話せるかもと思ったら、多くの先生達が「それはどういった仕事なの?」と聞いてくるでしょう。
・I’m a teacher.
私は先生です。
・I’m a college student.
私は大学生です。
・I work for Toyota as an engineer.
私はトヨタでエンジニアとして働いています。
トヨタ、キャノンなど海外でも有名な企業なら名前を使っても分かってくれるので大丈夫です。
◆職業の種類
office worker 会社員
nurse 看護師
beautician 美容師
programmer プログラマー
kindergarten teacher 幼稚園教諭
nursey nurse 保育士
government worker 公務員
salesclerk 店員
licensed cook / chef 調理師
illustrator イラストレーター
アルバイト、パートは「part-time」と言います。
アルバイトやフリーターは和製英語ですので通じません。
・I’m a part time worker.
私はアルバイトです。
・I work part-time at a supermarket.
スーパーマーケットでバイトをしています。
自営業や個人事業主の場合はこのような感じです。
・I run a convenience store.
コンビニを経営しています。
・I am a freelance programmer.
フリーのプログラマーです。
趣味や興味のあることを伝える
日本人は趣味を伝える時に「My hobby is ~」と習っていますがネイティブは使いません。
ネイティブからするとHobbyというのは「あまり人がしていない凝った趣味」のことを指しますので、読書が好きや映画を見るのが好きというの趣味では無いためにはHobbyとは捉えられていません。
先生から趣味を聞く質問は下記のような感じです。
・What do you do in your free time?
フリータイムは何をしているの?
・How do you spend your free time?
フリータイムはどうやって過ごしているの?
フィリピンの先生達は日本人が全員Hobbyということを分かっているので、あまり気にせずに流しますけどね。
「I like to ~」~するのが好きです
一番基本の文章ですので最初はこれで十分です。
・I like to watch movies.
私は映画を見るのが好きです。
・I like to go fishing.
私は釣りに行くのが好きです。
「I like …ing」~するのが好きです
「I like to ~」と同じですが、特にアメリカ人などは省略することが好きなので、こちらの方が自然な英語です。
・I like doing Yoga.
私はヨガをするのが好きです。
・I like watching movies on Netflix.
私はネットフリックスで映画を見るのが好きです。
「 I’m into …ing」~にはまっています
こういう言い方をすると、発音によっては「話せる人」だと思われて、ハードルが上がる可能性があります笑
・I’m into listening classical music.
私はクラッシック音楽を聞くことにはまっています。
・I’m into watching Korean drama.
私は韓国ドラマを見ることにはまっています。
留学した学校での自己紹介の例文
とにかく英語が話せないのはみんな同じなので、自己紹介は伝われば大丈夫です。
ただ、せっかく英語の勉強で留学するんすから、できれば少しでもかっこよく自己紹介できるようにチャレンジするのもおすすめです。
先生:Could you tell me about yourself? (Please tell me something about yourself. )
あなたのことを教えてくれますか?
生徒:I’m Ichiro Suzuki. Please call me Ichi. I’m from Tokyo in Japan but I’m originally from Okinawa. Okinawa is in the southern part of Japan. I ‘m a freelance programmer.
私はイチロー・スズキです。イチと呼んで下さい。私は東京から来ましたが生まれと育ちは沖縄です。沖縄は日本の最南端にあります。私はフリーランスのプログラマーです。
先生:What do you do in your free time? (How do you spend your free time?)
フリータイムは何をしていますか?
生徒:I usually go to the gym. I love doing exercise and yoga.
私はいつもジムへ行きます。私は運動やヨガをするのが大好きです。
先生:Is this your first time in the Philippines?
フィリピンは初めてですか?
生徒:Yes, this is my first time.
はい、初めてです。
というような流れで進みますが、実際にはおしゃべりな先生に当たればもっといろいろと聞かれますね。
特に、先生と年齢が近い人の場合は根掘り葉掘り聞かれると思いますが、先生も周りに居る生徒さんも英語が話せないから留学してるので、話せないなりに頑張ればOKです。
追加の情報を入れる
少し難しくなりますが、まだ余裕があるなら、自己紹介に前もって聞かれるかも知れない情報を入れておくと良いです。
Hokkaido is an island in the northernmost of Japan.
北海道は日本の最北端にあります。
It’s a big island but the population of Hokkaido is smaller than other major cities.
それは大きな島ですが、北海道の人口は他の主要都市よりも小さいです。
My hometown is really cold and there is snow everywhere in winter.
私の故郷は本当に寒く、冬はどこも雪ばかりです。
まとめ
このように、中学英語しか使っていないレベルの簡単な英語でも聞く相手にイメージが出来るような情報を付け加えることができますね。
あまり難しく考える必要はありませんので、組み合わせて基本のパターンを用意しておきましょう。
また、このように練習して覚えた英語を先生の前で話すということは、しっかりと記憶に焼き付きますので、ずっと使える英語として身に付きますので、是非頑張って下さい。