フィリピン留学を考える際に、かなり多くの方が学校選びに悩んで疲れ果てます。
ハッキリ言って、山程あるフィリピン留学の情報の中から自分にあった学校を探すのは先ず無理ですので、エージェントを利用するのが一番簡単です。
しかし、エージェントを利用しても、まずは自分がどういうタイプなのか、自分の希望はなんなのかということを明確にしておかないと、自分にあった学校を探すこおとは無理です。
その理由は別でご説明していますのでコチラの記事をご覧ください。
ここでは、フィリピン留学で大事な自分を知るためのセルフチェックをして、より明確にした状態でエージェントを利用するためのお話です。
フィリピン留学を検討する場合は「セルフチェック」→「エージェント選び」→「学校選び」の順番です。
フィリピン留学で自分に適した学校を探す10のポイント
私はいつも、学校探しをする前にエージェント探しをするのが一番早いとお伝えしますが、それよりも、もっと前にしなければいけないことは自分探しです。
最低でもこれからご紹介する5つのポイントは抑えてから問合せをしてみることをおすすめします。
1.予算や費用と留学期間
まずは、予算や費用・留学期間ですね。
フィリピン留学は安いと4週間で15万円以下、高いと4週間で30万円以上とかなりの差があります。
綺麗なホテル、一人部屋、おいしい食事、質の良い先生とカリキュラムなどにこだわって4週間で15万円などは無理です。
予算と留学期間から絞り込み、そこから何をどこまで我慢できるのか、これだけは譲れないという取捨選択ですね。
私は、4週間10万円の学校と4週間30万円の両方の学校でマネージャーを経験しました。
一番ビックリしたのは、4週間で10万円でも高いと言う人もいますし、反対に、4週間で30万円の学校の場合は高いと思っている人は少ないということですね。
2.自分が英語を話せるようになりたい長期的な理由や目的
まずは、自分がどうして英語を話せるようになりたいのか、その理由や目的を明確にしましょう。
こういうと何か確固たる目的が無いとダメなような流れになりますが、理由や目的なんてなんでも構いません。
・英語が話せたらかっこ良いから
・生涯学習として単なる趣味
・将来的なキャリアの形成
・TOEICの試験対策
・就職や仕事に活かしたい(仕事の種類)
・外国人の友達を作りたい
・とりあえず今の生活を変えるきっかけが欲しい
・海外の大学に入りたい
・海外移住して現地で仕事をして生活がしたい
・英語でボランティア活動をしたい
・字幕無しで英語の映画が見られるようになりたい
などなど、何でも良いので理由や目的を考えられるだけ書き出してみましょう。
しっかりと考えたところから、留学で実現可能なことを検討していけば良いですね。
3.フィリピン留学で何を手に入れたいか短期の目標
長期での大まかな目標を決めたら、次はフィリピン留学中の期間に限定して何を手に入れたいか、どうなるのが理想かなど短期の目標を決めましょう。
例えば「初心者が4週間で英語が話せるようになりたい」と希望してもこれは無理ですし、「初心者が3ヶ月で字幕なしで映画が見られるようになりたい」も無理です。
こういった漠然とした目標ではなく、その期間で達成出来るであろう目標を決めます。
例えば「試験対策をしたい方」であれば点数という目標があるので簡単です。
「3ヶ月後にある英語でのプレゼンテーションのためにあらゆる状況を練習したい」という明確な目標も簡単ですね。
しかし「英語を話せるようになりたい」という方にとっては目標を決めることは非常に難しいですね。
ですが、それはそれで構わないので飾ること無く伝えてもらえば大丈夫です。
カウンセリングでそういったことを提案するのもエージェントの仕事です。
関連記事:【英語初心者の留学】短期留学しても目標や目的が無いと伸びない!
4.生活環境は気にする方ですか?
高くても良いので考えられる環境で一番良い環境を希望する。
部屋なんて寝られれば良いので相部屋でもなんでも良いから安い部屋を希望する。
便利な街中が良い、不便でものどかな田舎が良い、海が見える場所が良いなども環境に関係しますね。
もちろん、ホテル滞在であれば全てが良いかと言えばそんなことはなく、ホテルは高級でも学校施設が格安レベルという場合もあります。
5.人との出会いにも期待しているか興味が無いか
留学をして生涯の友達が出来たという人は少なくありません。
私も生涯かどうかはまだ分かりませんが「ずっと付き合いは続くだろうな」という会う度に話をするのが楽しみな仲間ができました。
しかし、私の場合は最初から友達との出会いを求めていた訳ではなく、現地に行って自然に出来たという感じですね。
若い人であれば「彼氏や彼女ができるかも?」という期待を抱いている方も多いですし、それが当たり前です。
ビジネスをしている人であれば現地での出会いでビジネスパートナーを見付ける人もいます。
しかし、中には人見知りだし、交流には興味がないという方も少なくありませんので、そういった出会いに対する要素がどれ位留学に必要かも考えてみましょう。
留学で「英語のために日本語を話したくないので日本人が居ない学校が良い」という方も少なくありませんが、それはレベルによって気にする必要はありません。
6.大規模校・中規模校・小規模校のどれが良い?
学校の規模は年齢によって大きく変わりますね。
基本的に比較的料金が安い大規模校は学生が多く、料金が高めの小規模校には社会人やシニアの方が多いです。
50人~80人程度の中規模校はどちらもいますが、どちらかと言えばあまりキャピキャピした学校には行きたくないという落ち着いた学生が多い傾向にあります。
ただ、30代~40代の方でも若い人に囲まれることを気にしない方であれば大規模校に入って若い人と一緒に2度めの青春を楽しんでいる人もいます。
しかし、60代~70代の方になると中規模以上の学校では孤立する確率が多くなります。
・自分から積極的にコミュニケーションを取って輪に入れるタイプ
・誰かから話しかけられなければ誰とも話さないタイプ
・誰かから話しかけられなければ誰とも話さないけど話し掛けて欲しいタイプ
・できれば人との関わりは持たなくて良い環境が好きなタイプ
7.多国籍な学校が良いか日本人だけの学校が良いか?
多国籍な学校な学校が良いか、日本人だけの学校が良いかは、人それぞれの好みです。
ある程度話せるレベルで、出会いを求める人であれば多国籍の方が良いですね。
ただ、間違った情報で多国籍な学校を選んでいる場合もあるので、私が個人的にどう考えているかというのはコチラの記事をご覧ください。
8.食事にこだわりがあるかどうか
語学学校の食事は全体的にかなりマシになってきています。
しかし、50人位を越える学校になってくると給食的な要素が徐々に濃くなってきて、100人を越えると完全に学校給食レベルになります。
フィリピン留学に慣れている人は「他の学校と比べれば美味しい方」と感想をする方が多いです。
しかし、ほとんどの留学生の方には最初で最後の学校ですので、他の学校と比べても意味は無いですし、何が美味しいのは個人の味覚で大きく左右されます。
食についてこだわりが有るのであれば、普通に食べられる学校ではなく、誰からも美味しいと言われている学校を選ぶか、食事がオプションになっている学校を選ぶかのどちらかです。
基本的には留学費用と食事の質は比例する可能性が高いですが、留学費用の安い学校でも少ない予算で可能な限り頑張っている学校もあります。
また「韓国系だと辛いおかずやキムチばかりで・・・」という情報が未だにありますが、韓国系の場合はブッフェスタイルの場合が多いので、必要無ければ取らなければ良いというだけです。
学校によっては、辛いものが苦手な人の為に辛くないものを別に用意しているところもありますが、韓国人以外の生徒が常に一定数滞在している学校のみですね。
9.自分から勉強するタイプ?言われたことしかしないタイプ?
正直なところ、自分から勉強するタイプであれば、どの学校に行ってもそれなりの成果を出すことができます。
中には留学する必要すら無い人もいますね。
しかし、言われたことしかしない、自分では勉強しないタイプだと自分で思うのであればスパルタ系や1日10時間授業などで強制的に学習するのも良いでしょう。
・言われたことしかできない人
・周囲の意見に流されやすい人
・自分で何をすれば良いのかさっぱり分からない人
このようなことに自分が当てはまるなと思う方はスパルタも良いですね。
私は基本的にはスパルタは不要だと考えていますが、それでも学習や生活を自身で管理できないと自認している10代や20代の現役学生の方であればスパルタも有効です。
ただし、自分で学習できる人、明確な目標がある人はスパルタではなく、自分の目標に沿って特化して学習できる学校を選ぶのがおすすめです。
10.留学する地域は都会が好き?田舎が好き?
フィリピン留学には一番学校が多い「セブ」が代表的な留学先ですが、他にも「マニラ」「バギオ」「クラーク」「ダバオ」「スービック」「タガイタイ」などもあります。
私は利便性や学校の多さからセブをお勧めしていますが、もちろんその他の地域にも良い学校はあります。
どこの地域に行ってもそれなりに楽しめますし、よほど学校が酷くない限りは良い思い出になると思いますけどね。
地域のお話はこちらの記事をご参考にどうぞ。
まとめ
ざっとですが、この10のポイントでセルフチェックをして、その中で優先順位を決めてから学校探しをしましょう。
学校探しでは、自分が思うことを最低でも5社のエージェントに伝えて、その中から自分に合うエージェントを選んで、最終的に学校選びをするのが一番良いですね。
エージェントにも信用されやすい大手、会社としては大きくない中堅、私のような個人運営のエージェントなど色々ありますので、いろいろメールを送ってみましょう。