英語や単語が覚えられないというのは、シニア留学の方だけでなく50代以上の方からよく聞くフレーズですね。
50代の人はまだまだ40なんだから大丈夫、50越えると急に覚えられなくなるよ!
60代の人は・・・
70代の人は・・・
と、皆さんそれぞれが年下の生徒さんを捕まえては同じような話をしています(笑)
しかし!
「脳は歳を取ったから記憶力が悪くなるということは無い」
ということが最新の研究で発表されているそうです。
「トシだから忘れる」は大人の先入観。
人の名前を思い出せなかったり、何をしようとしていたのか忘れてしまったり。そんな経験は誰にでもあるものですが、それを「トシのせい」で片づけていませんか? 実は「年齢を重ねても、記憶力は低下しない」ことが、最新の研究でわかってきました。
引用:
それでは、英語が覚えられないのであれば、感情を込めた英会話学習をすれば記憶力が上がる理由をチェックしてみましょう。
英語が覚えられないなら感情を込めてみる
結論から言えば、英語や単語が覚えられないという人の英語学習には感情を込めると効率が上がります。
感情を込めて話せば効率よく英語が覚えられるとはどういうことかといえば・・・
まず大人も子供も必要ない情報や更新されない情報は忘れてしまうのは同じなんです。
しかし
「子供の感覚での6ヶ月前は、大人にとってはつい最近のこと」
というように大人と子供では時間の感覚に差があります。
そのため、大人は最近の話も思い出せないと老化を感じるのだそうです。
また、大人は子供に比べれば
「楽しいことがあった、嫌なことがあった」
このように、毎日何かで感情に刺激を受けるような生活ではありません。
大人はとにかく生活を乱さないように安定した生活を送ろうと努力します。
そのために、特別ではない日常のことは覚える必要がないことばかりです。
要は、元から覚えようとしていないことは思い出せなくて当たり前。
それなのに、思い出せないから記憶力が落ちていると思い込んでしまうということですね。
これと同じで、3日前に家で食べた夜ご飯の内容はたいして覚えていません。
しかし、数年前にタイで食べた安くて美味しいカオマンガイの内容は覚えています。
こういうように、何かを覚えるには感情などに刺激を与えることが重要なポイントです。
英会話は感情を込めて練習する
感情が動くような出来事や刺激を受けると覚えやすくなるということは科学的に証明されているので利用しない手はありません。
どう利用するかと言えば、普段から練習する時は感情も込めながら何度も反復練習することです。
フィリピン留学でも毎日のオンライン英会話でも、感情を抑えて単調に毎日同じように同じ授業を受けて覚えようするのは止めましょう。
そのような淡々と時間が過ぎてしまい、刺激が無いので覚えることが難しくて当然です。
しかし、何度練習しても身に付かない文章も、もっと感情を込めて練習するのも良いでしょう。
身振り手振りや動作も交えてみたり、もっと積極的に楽しんでするということで、身に付きやすくなる可能性が高まることは間違いありません。
と言っても、役者さんみたいに感情を込めて大げさに話すなんてなかなかできませんよね。
そこで一番良い方法は、学んだ英語は無理矢理にでも誰かに使うようにしてみて下さい。
緊張、刺激、恥、達成感などの感情が記憶に作用して、その英語を記憶に定着させてくれる可能性が高まります。
英会話は反復すると自然に記憶に残る
私も英語についてちょっとしたことで忘れなくなる経験がそれなりにあります。
例えば私が超初心者で留学していた時に友達が
「exaggeration」
という「誇張、大げさ」という単語を練習していました。
そして私は・・・
と言いながら何度も真似をしました。
しかし、超初心者の私レベルでそんなややこしい英語使うこと無いからと気にしていませんでした。
すると、その夜に見た映画でなんと・・・
というセリフが偶然出てきたんです。
たったそれだけで「exaggeration」は私にとって2度と忘れない単語になりました。
他にも、裁判の映画の中で「Court is adjourned.」というセリフがありました。
どんな意味だろうと思い「adjourned(閉廷・休会・散開)」の意味を調べましたね。
一応意味は調べた物の、特に覚える気もありませんでしたし、せっかく調べたので何度か発音の練習をして終わりといった感じでした。
すると、次の日のミーティングで先生が・・・
と冗談半分で言ったのを聞いて、また忘れない単語が増えましたね。
もちろん、こういったことは偶然の産物なので常に期待はできません。
なので、自分からそういった機会を作るために英語は「反復練習」が大事という訳ですね。
1回目はスムーズに話せるようにする練習
2回目は発音、イントネーション、アクセントを意識する
3回目は文章の状況をイメージして感情を込めて話す
まとめ
記憶力は低下しないと言われても、シニア世代の皆さんや50代からの英会話はやはり吸収が早い10代や20代と比べれば断然不利です。
ただ、10代や20代で英会話を始めて中途半端に止めてしまう人はたくさんいます。
しかし、50代から始めた人は長期計画で望むので最終的に英語が話せるようになる人が多いのも事実です。
50代、60代になって、大きくなった孫に「英語が話せるおじいちゃんおばあちゃん」だと思われればカッコいいですからね。
効率の良い英語学習をして挫折しないように頑張りましょう。