フィリピン留学を検討する際に、やはりおすすめの時期は気になると思います。
空いている時期が良い
たくさん人がいて出会いがある時期が良い
費用が安く済む時期が良い
旅行もできる時期が良い
などなど、人によってフィリピン留学に求めるモノも違いますので、今回は、フィリピン留学におすすめの時期はいつ?ということについてまとめてみました。
フィリピン留学におすすめの時期
まず、季節的な面からフィリピン留学にオススメの時期は・・・
フィリピン留学にオススメの時期は12月から5月の乾季です。
微妙なズレは毎年変わるので、一般的な時期として考えて下さいね。
フィリピンは季節的には「乾季」と「雨季」に分かれますが、実際には乾季と雨季の中にも違いがあります。
・12月から2月下旬は日本の初夏で昼26度から30度、夜24度~26度
・3月から5月下旬は真夏は昼30度から35度 夜26度~28度
時期的に乾季になるので雨も少なく気候も安定しているので、一番フィリピンらしい時期です。
セブは常夏ではない
セブは常夏のビーチリゾートと宣伝されているので年中暑いと思われがちです。
しかし、セブに関して言えば1年を通してそれほど暑い気候が続く訳ではありません。
むしろ、39度や40度に到達する日本の夏の方がセブより断然暑いです。
セブではサマーシーズンにおいてもどれだけ気温が上がっても34度から35度程度です。
道路を歩いていれば照り返しなどで体感だと暑い感じがしますが、日本の真夏のように日差しが痛いといったことはホトンドありません。
また、夜は26度から28度位まで気温が下がりますので日本のように熱帯夜で寝苦しいということも少ないですね。
さすがに風通しの悪い場所や低層階は扇風機だけは厳しいですが、ビルの3階から上くらいなら扇風機1台あれば十分に過ごせる程度です。
一人部屋だと、夜間にエアコンを付けたまま寝てしまい冷えて風邪をひいたり、乾燥で喉をやられてしまうことは結構多いです。
12月から1月はフィリピンを感じるのにおすすめの時期
私が個人的に一番良いと思う気候の時期は12月から3月初旬、特に12月から1月までの間ですね。
など、フィリピンの文化も楽しむ事ができます。
しかし、なんと言っても12月から2月頃の日本の寒い時期を回避して、暖かい南国で過ごすのは最高ですよね。
それだけを目当てに、毎年1月から2月にセブへ戻ってくるリピーターの生徒さんもそれなりにいますよ。
ただし、フィリピン文化は楽しめますが、学習面では12月はオススメできません。
3月から5月がフィリピンの海が一番綺麗な時期
天気も快晴な日が続き、海も穏やかな上に透明度も上がりますのでビーチリゾートを楽しむのに良い時期です。
セブ島など各地のリゾートへ来る観光客も多く、ボホール島などに日帰り観光をするにも最適な時期です。
留学中に綺麗な海も期待している人はこの時期を選ぶのが一番良いですね。
ただし、セブはリゾート留学ではないので、そこは下記の記事をご参考にして下さい。
フィリピン留学で生徒が多い時期
2月から3月と7月下旬から9月中旬までは日本で学校が長期休暇に入るために学生の留学生が増える時期になります。
また、韓国では12月下旬から2月初旬と7月上旬から9月上旬に長期休暇があるので、韓国系の学校であればこの時期を中心に混雑しますね。
さらに、最近急激に増えている台湾の留学生の長期休暇が6月下旬から9月上旬と1月中旬から2月中旬になります。
要は、1月上旬から3月下旬と7月上旬から9月上旬までは日本・韓国・台湾と揃ってお休みなので、日本資本でも韓国資本でも生徒さんが多い時期になります。
日本人も韓国人も在籍している学校であれば混雑度MAXになるということです。
若い人に囲まれたい!
子供大好き!
人が多くて騒がしければ騒がしいほど楽しい!
そんな方には絶好の時期なんですけどね笑
季節がどうこうよりも、社会人やシニアにとっては若い学生が増えすぎて学校が騒々しくて仕方ありません。
特に韓国系でキッズキャンプなどを開催している学校だとそれはそれはもう・・・。
授業中に奇声が聞こえてきたり、授業中に子供がはしゃぎまわるなんてことも起きたりします。
学習スペースを大人と子供で分けている学校なら良いですが、なかなかそうは行きません。
社会人の方などは特に2月下旬から3月下旬、7月上旬から9月上旬は避けると良いですね。
ホテル滞在型やコンドミニアム滞在型の学校を選べば、学生が多い時期でも騒々しいということはありませんが、受け入れ数が限られているので早めの申込が必要ですね。
フィリピンの雨季も人によっては良い時期
6月から11月はフィリピンの雨季になります。
フィリピン留学で海や観光も目的としている人は出来るだけ避けた方が良い時期ですね。
しかし、最近は日本も異常に暑かったりしますので、雨季で気温が低いフィリピンの方が快適という人もいます。
フィリピンの雨季は、日本の梅雨と違って一日中シトシト雨が降るようなことはあまりありません。
雨が降るとしても、1日の内に2度~3度短時間の雨が降る程度ですので、それほど憂鬱になることも無いでしょう。
ただし、雨季は虫が増えるので、少しでも虫を避けたい人はあまりおすすめできません。
フィリピンの10月から12月初旬は台風の時期
私がセブに関わり始めてから何度か大型台風が来ると身構えたことがあります。
しかし、2012年から2019年に掛けてセブ市内に直撃ということは一度も経験していません。
しっかりとジェネレーターなどで電気のバックアップが有れば良いですが、無い場合は数時間停電程度のことは1年に数回起こります。
どこでもジェネレーターを設置出来るわけではないので、こればかりは当たった時は運が悪かったと諦めるしかないです。
学校が被害に遭ったとは聞いていませんが、セブで地震は2度ほどありましたけどね。
フィリピン留学のピークシーズンは避けたほうが良い理由
日本はまだまだ休日を柔軟に取ることができないので仕事をしている方は難しいかも知れません。
しかし、社会人やシニアの方の場合は気候だけの問題でなく、フィリピン留学のピークシーズンに当たる時期は避けた方が良いです。
これは若い学生さんが増えて騒々しいということだけでなく以下のようなことがあります。
フィリピン留学の繁忙期は学校の運営も忙しくなり過ぎる
簡単なことですがこういうことです。
これらを比較すれば、学校サイドが1人に掛けられる時間の余裕が全く違うのは一目瞭然です。
余裕があるときであれば積極的に留学生に話しかけて色々とアドバイスをしたりもできますが、忙しい時は雑談をしている暇も無くなってしまいます。
それなら、そうならないようにスタッフを多めに入れれば良いということになります。
しかし、フィリピン留学は留学生の数に波があるので、給料の高い日本人の正社員を常に余るほどキープしておくのも難しいのが悩みどころです。
このような理由から、フィリピン留学には給料無しのインターンスタッフで間に合わせている学校も多いですね。
毎日フルスケジュールだと先生に余裕が無くなる
フィリピン留学のピークシーズンで1日8時間授業が詰まっていると、それこそ先生は毎日ぐったりと疲れ果ててしまいます。
日本人としてはこのように感じるかも知れません。
しかし、これは授業として人に何か教えたりすることをした経験が無いと分かりにくいと思います。
私もあるスポーツで6年ほどインストラクターをしていました。
グループで教えている時はまだ楽なんですが、マンツーマンになると気を抜く時間がほとんど無いので非常に疲れます。
また、教材を使った定番の授業などであれば常日頃の経験があるので、授業前に時間を掛けて準備をする必要もなく授業に入れるのでまだ大丈夫です。
しかし、常に授業をカスタマイズしているような内容の場合は、先生もその都度準備をしないといけませんのでピークになると準備が追いつきません。
ただし、こういった自主的なことをしないのはやる気がないなんてことは絶対に言えません。
日本人の場合は、仕事に見合うであろう給料を貰っているのでやって当たり前という認識かも知れません。
しかし、フィリピンのように一流大学卒でも月3万円から4万円の給料しか貰ってないのにそこまで魂を削って働く訳がありません。
ですので、先生も忙し過ぎない時期の方がじっくりと色々準備ができます。
先生たちも閑散期の方が毎日に心の余裕があるので、毎日の授業もより楽しく、質の高い授業を受け易くなるのが現実です。
まとめ
おすすめの時期は、学生・社会人・シニアなど、人それぞれになってしまうので難しいところですね。
じっくりと余裕を持って留学したい方は、気候やイベントが多い少ないではなく、可能な限りフィリピン留学のピークシーズンは避けることです。
特に社会人とシニアの方は閑散期で留学生が少なめの時期を狙うことをおすすめします。