初心者の人にフィリピン留学中に話を聞いてみても「それほど伸びている気はしない」という人の方が断然多いですね。
なかなか「英語力が伸びまくりですごい楽しいです!」という人には会いません。
そこで、フィリピン留学中に初心者でも出来る英語が話せるようになるための学校の使い方についてまとめていますのでご参考にどうぞ。
英語が話せるようになるってどういうことでしょう?
こういった質問をセブ留学中の生徒さんに聞くと、多くの生徒さんの理想はこれです。
言いたいこと、考えたことをスムーズに話せるようになる
しかし、英語がスムーズに話せるようになるにも、人によってイメージが違っていろんなレベルがあります。
・ネイティブの5歳レベル
・ネイティブの8歳レベル
・ネイティブの12歳レベル
・ネイティブの15歳レベル
フィリピン留学で中級者以上と言われるある程度は英語が話せる人でもネイティブと比較すればスムーズさでは軽く5歳児に負けるレベルです。
人生経験と知識があるので推測することでなんとか会話になりますが、5歳児のネイティブにペラペラっと話されるとついていけなくなる人の方が圧倒的に多いですね。
ただ、ネイティブの5歳と言っても想像が難しいかも知れませんので、日本人に置き換えれば良いですね。
例えば、日本人で置き換えれば8歳にもなれば大人顔負けで生意気なことを言いますし、知識が足りないだけで日本語もペラペラと言って大丈夫です。
日本人の英語学習者レベルであれば、日本人の5歳レベルで英語が話せれば正直もう英会話なんて十分です。
大人には知識と経験があるので5歳レベルの英会話力さえあれば時事問題でも討論できビジネスシーンで流暢に話せるレベルです。
ただ、例え5歳レベルの語学力でも初心者が数ヶ月や長くても6ヶ月の短期留学だけでは身に付きません。
なぜなら、例え5歳でも彼らは言語を5年間実践で使って覚えてきたから出来るからですね。
しかし、出来ない出来ないでは意味がありませんので、留学中に考えたことを話せるようにする簡単な方法をご紹介しましょう。
英語で話したかったのに言えなかったことは常にメモする
どんな小さなことでも良いので、話したかったのに話せなかったことは必ずメモを取りましょう。
できれば後から調べやすいように語順や目次を決めておくと良いですね。
それから、その話せなかったメモに書いてある英語を調べて忘れないように何度も練習することが大事です。
むしろ、使う必要のないタイミングでも無理やり使って身体で覚えると良いです。
しかし、そうやって練習しても忘れて当たり前なので気にしなくて大丈夫です。
2回目か3回目に言えなかった時に「あぁ~」と思い出して記憶に定着します。
また、初心者の場合はおおげさな内容じゃなく、ちょっと伝えたかったことを文章にするだけでOKです。
例えば・・・
ノートに何かを書いてもらう時に「1行空けて書いて」と言いたい時。
Please leave a space (between the lines).
レストランなどで「ちょっとずれてもらえますか?」と言いたい時。
Could you move over a little?
他にも言い方はありますが、両方とも非常に簡単ですよね。
しかし、こういったさりげない一言は教科書に載っていませんので、なかなか言える人に会ったことがありません。
もちろん、ちょっとした文章も授業で習う場合もありますが、多くの場合は自分で身に付けるしかありませんね。
留学中に話したいことは文章にして先生にチェックしてもらう
まず、初心者がする場合の学習法の流れはこのような感じです。
1.日本語で文章を作る
2.英文に訳す
3.先生に読んで聞いてもらう
4.添削しつつ話を広げてもらう
5.声に出して何度も読んで暗記して翌日違う先生に発表する
留学中に何か話したいトピックがあるのであれば、それを日本語で文章に書き起こしましょう。
それから一文ずつ英語に変えていき、完成したらそれを先生にチェックしてもらって下さい。
ノートやタブレットなどの画面を見せるのではなく、声に出して話して理解してもらうことが重要なポイントです。
また、この段階では内容を丸覚えする必要はありません。
間違っているかも知れない文章を必死に覚えることに何の価値も無いですからね。
そして、先生に修正してもらいつつ話を広げてもらいます。
それから、その文章をその日の内に覚えて、翌日には覚えた文章を添削してもらったのとは違う先生の授業で発表して聞いてもらうと完璧です。
添削した先生は内容を知っているので適当でも理解してしまいますが、初めて聞く先生は文章からしか状況を推測できないのでコレも一つの実践になります。
できれば添削してもらうのであれば、自分を担当してくれる先生の中で文法力が高い先生、または頭の回転が速くおしゃべりが得意な先生とかを選ぶと良いですね。
なぜおしゃべりが得意な先生かと言えば、ちょっとした冗談や会話にユーモアのセンスがある人は色んな言い回しをすぐに思いつくので案外優秀な先生が多いからです。
作った英語の文章は話せるようになるまでひたすら練習する
もちろん、作った文章を1回聞いてもらって終わりではありません。
スムーズに話せるようになるまでひたすら練習するのみです。
留学中なら先生の前で話して、発音、アクセント、イントネーション、感情なども一緒にチェックしてもらうとより効果的です。
こういったライティングを使った学習はどうしても書くのに時間が掛かるので、書いた段階でやりきった気になってしまって書いたら終わり・・・という人が多いです。
しかし、覚える勢いで何度でも書いて、書いた文章は必ず身に付くまで音読することがどれだけ重要か学校をマネージメントしていてよく分かりました。
まずは、日本や自分の街のプレゼンテーションなど、外国人が知りたいような実用性の高い内容から作って行くのがオススメですね。
思ったことを英語で話せるようになるのは相当難しい
かなり英語が話せるようになったとしても、自分が知らないことは話せません。
また、知っていても過去に経験したことが無ければ上手く話せません。
例えば、私達日本人は日本語がペラペラですが、人前でプレゼンテーションや講演する必要がある時は、最初に作り込んだ内容を何度も練習してから本番に臨みます。
そして、そのプレゼンを本番で何度も繰り返している内に自分の言葉となり、読んでいるのではない自然なプレゼンができるようになります。
日本語ですら難しいんですから、英語はもっと難しくて当たり前ですね。
英語の初心者で文章を作る英語力が無い人はどうすればいいの?
さすがにそのレベルの人は、まだ文章を作って学習するレベルに達していないだけです。
短文が書けないのに長文なんて絶対に書けません。
短文でも思いつかない人が、ネットで調べまくって明らかに自分のレベルを越えた文章を書いても時間の無駄ですので、まずは基礎を身に付けて下さい。
まずは、何でも良いので瞬間英作文などで簡単な短文を作る練習から始めます。
最低でも中学2年までの文法レベルの短文であれば頭に浮かんだことが8割ほど書けるようになるまで続けてから文章を書く段階に進みましょう。
余談ですが「瞬間英作文なんてどれだけやっても話せるようにならないから無駄だ」という意見もあります。
それは基礎力が十分にあって、ある程度話せるレベルの人が取り組んでも効果が薄いというだけで、初心者には該当しないので安心して頑張って下さい。
フィリピン留学の最大のメリットは授業をアレンジできること
ここでご紹介したような練習でも授業をアレンジして、すぐに先生と一緒に練習できるのがフィリピン留学の良いところです。
言いたかったけど、言えなかったことは必ず自分で練習して先生に聞いてもらいましょう。
そうすれば「ここはこう変えた方がいいかも?もっとリズムを大事にした方がいいよ!ここの発音はこうした方がいいよ!」とアドバイスを受けることもできます。
何度も言いますが、一生懸命調べて書いて、先生に直してもらって「よし!勉強した!」ではまったく意味無しです。
そこから自分の言葉になるように何度も練習することが大事ですし、誰かに聞いてもらって初めて英語で文章を作った価値があります。
フィリピン留学では受け身になって与えられる授業と課題だけをしているだけでは利用価値が50%しかありません。